2017年9月に婚約内定会見を行った秋篠宮家の眞子さまと小室圭氏だが、その後、次々と問題が発覚し、事態は平行線をたどっている。その原因の一つに、400万円を超えると言われる小室家の借金問題がある。
天音総合法律事務所代表弁護士の正木絢生氏が言う。
「2020年3月までの個人間の金銭の貸し借りは、原則10年で時効です。元婚約者が佳代さんに初めて約45万円を振り込んだのが2010年11月1日と報じられていますから、すでに10年が経っている。
私が元婚約者の代理人なら、お金を取り戻せる可能性が低いので、法廷闘争は薦めません。ただし民法では『時効の更新事由』が定められている。借金を認める発言、行動があった場合はいったん時効はリセットされる」
つまり「借り手が借金と認めれば返済義務が生じる」ということだ。小室氏が頑なに「贈与」と主張するのはそのためかもしれない。
しかし晴れて眞子内親王と結婚できるのなら、別に借金してでも400万円を工面して元婚約者に支払い、トラブルを清算しようと考えてもおかしくないはずだ。
「早い段階で返済の意思を示していれば、ここまでこじれていなかった。それなのになぜ頑なに払おうとしなかったのか、宮内庁関係者も首を傾げています。
もはや問題は“お金を返済する法的責任があるか”ではなく、“400万円でトラブルを起こしてしまう家が、皇室の親族としてふさわしいのか”ということ。秋篠宮ご夫妻も金銭トラブルそのものより、その後の小室家の対応に不信感を持たれている。もはや借金返済で解決する話でなくなってしまった」(前出・宮内庁担当記者)
※週刊ポスト2021年1月1日・8日号