2020年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2020年の「重大ニュース」を厳選した。ここでは【社会(国内&海外)】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
社会(国内&海外)編1~3位
【1位】
■安倍昭恵氏、花見自粛要請の中で私的「桜を見る会」していた(3月)
「『天真爛漫』『天衣無縫』などと評され、森友学園問題でも『昭恵さんだから……』と呆れられるポジションで乗り切りましたが、さすがにコレはフリーダム過ぎた。国難に対峙する夫・安倍晋三首相(当時)の足を引っ張るばかりか、『こんなのがファーストレディかよ……』と多くの国民を呆れさせた騒動です。しかも、この件については、一緒に写真に写っている手越祐也のファンが信じたくないからって、『合成写真だ!』『捏造だ!』の大合唱。いや、事実なんですよ、コレ。これが当時のファーストレディの真の姿です」
【2位】
■開成高校「兄弟替え玉」で退学処分発覚 謎が謎を呼ぶ大騒動(9月)
「この件についてネットでは『弟、頭良過ぎだろう』という反応が多かったです。何せ東大合格者数日本一の開成に合格したというのに本人は他の学校に行き、受験してない兄貴が代わりに開成に行ったという。『オンライン授業だからバレないだろう』という考えもあったのかもしれませんが、なぜそんな甘い考えをしたのか、理解に苦しみます」
【3位】
■新型コロナ、自殺した職員らに帰国者から寄せられた苛烈怒号(2月)
「これは、『コロナ差別』の初期の話として印象深いです。結局、“コロナ陽性者と少しでも接点を持った人間は徹底的に差別し、遠ざけなければいけない”という意識を植え付けた象徴的出来事ではないでしょうか。武漢からチャーター機で戻ってきて隔離生活を送った人の一部が厚労省職員をすごい勢いで罵倒した、という話です。あの頃全国を襲っていた、なんとも言えない恐怖感を示しています。ネットでは『苛烈怒号』については『苛烈怒』という船や飛行機だと思った!的意見がありました。『号』がついていたからですね」
以下、4~10位
【4位】■小室圭さん母・佳代さん、金髪にイメチェン 華やかな印象に(5月)
【5位】■菅首相の2500人パーティー 政治資金報告書に不記載だった(11月)
【6位】■玉川徹氏、岡田晴恵氏らの発言を官邸が監視 文書は922枚に(5月)
【7位】■朝日新聞がうっかり シャンシャン記事にシンシン写真誤掲載(6月)
【8位】■中国vs韓国 「キムチ宗主国」をめぐって激辛大論争(12月)
【9位】■小泉純一郎氏 「進次郎は育休をとって何するのか?」と激怒(1月)
【10位】■中国広東省の日本そっくりの街 オープンから2か月で閉鎖に(10月)