ライフ

大晦日に37.5度の発熱 かかりつけ医が休診なら、どうする?

パニックを起こさず、冷静な準備と対処を(イメージ)

パニックを起こさず、冷静な準備と対処を(イメージ)

 普段なら「風邪」を疑う発熱も、今の時期は新型コロナウイルス感染の可能性を考えてしまう。もし、多くの医療機関が休みに入る大晦日や元日に熱が出たら、どうすればいいのか。

 ナビタスクリニック川崎・谷本哲也医師がかいせつする。

「目下、受診者の増加による医療現場の混乱が最大の懸念事項です。年末年始も重症者優先には変わりなく、開いている医療機関も限られるため37.5度程度の熱なら“様子を見てください”となるのではないか」

 その場合、頼りになるのが各都道府県が設ける発熱者のための相談窓口だ。名称は自治体により異なるが、基本的に24時間365日対応している。

「年末年始に向け回線を増やし対応を強化する」という東京都に聞いた。

「医療機関の時間外に発熱した場合、まずは、かかりつけ医にご相談いただきたい。難しければ都の『発熱相談センター』に連絡をいただき、受け入れ可能な医療機関をご案内することになります」(福祉保健局)

 ただし、紹介された医療機関にいきなり押しかけることはご法度だ。

「医療機関は発熱者受け入れの時間を決めていることがある。院内感染防止のためにも、必ず事前の電話予約をお願いしたい」(同前)

 各自治体の窓口は、他県からの相談を受け付けていないので、あらかじめ居住エリアの相談先を調べておくと安心だ。

 不安に駆られパニックを起こさないよう、冷静な準備と対処が求められる。

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

関連記事

トピックス

大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト