御朱印は全国にある神社8万1074社、寺院7万6930寺の大半で授与されている。昨今の寺社・御朱印ブームのきっかけのひとつとして、2013年の伊勢神宮の式年遷宮と出雲大社の大遷宮が重なったことが挙げられる。
そもそも御朱印とは写経を奉納した証とされるが、今日では参拝した足跡を残すという意味合いが強くなっている。中でも正月限定版は、新年の特別な時期にしか入手できないうえに、レアな意匠が多いため、ひと際注目が集まる。
徳川家康の開運出世にあやかる正月限定の御朱印を紹介する。
◆宝珠院 東京都港区芝公園4-8-55
【御朱印代金】500円(1枚)
【頒布期間】1月末まで
【授与方法】書き置き
徳川家康が所蔵していた開運出世大弁財天を祀る寺院の正月限定の御朱印は、カラー紙に金墨が特徴。阿弥陀如来、薬師如来、弁財天、閻魔大王の4種類がある。月替わりの「見開き御朱印」もある。
正月限定の御朱印は4種類。1枚のみの授与にも対応しており、毎年「弁財天」のみ、「閻魔大王」のみを集めている参拝者もいるという
撮影/内海裕之
※週刊ポスト2021年1月1・8日号