2020年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2020年の「重大ニュース」を厳選した(姉妹サイト『マネーポストWEB』の記事を含む)。ここでは【ライフ】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
ライフ編1~3位
【1位】
■出勤前にキスする夫、寿命5年長く事故遭遇率も低いとの研究(4月)
「こうした記事については『ウチもそう』『そんなことない』など、意見が百花繚乱になるものです。とはいえこの記事が、世の夫婦仲を良くする一助になったのであれば(どうなったかは知らないけど)、いいことだったのかなぁ、と思います。何しろ2020年は全世界のすべての人にとって、どーしようもない年でしたからね」
【2位】
■「コロナは26~27度で死ぬ」このデマの情報源を突き止めた(3月)
「コロナに関しては『トイレットペーパーがなくなる』をはじめとしたデマが多数登場しました。大阪府知事も『イソジンが効くかも』的な発表をして苦笑されました。デマというものはネット時代には『仕方ないなぁ……』と扱われがちですが、この記事の良かったところは、しぶとく発生源まで辿り着いた点です。ネットのデマって『またかよ(苦笑)』で終わることが多いですが、そこを執念深く追い続け、人心を安心させる結果に繋がったのではないでしょうか」
【3位】
■“無限くら寿司”に家族4人で挑戦した30代主婦の疲労困憊(マネーポストWEB・11月)
「コロナ対策としての政府のGo Toイート施策で、セコイ人々がネットで嘲笑の対象になりました。そこをあえて挑戦した一家ですが、『頑張っても得するとは思えなかった……』というトホホな感じが、共感と反感を同時に生んだようです。9位の〈がっつりラーメン月額8600円、「読みが甘かった」と50代購入者悔やむ〉にも共通しますが、ケチな小市民が儲けようと小細工を弄した結果、損した――というネタはよく読まれますね。当然『バーカ!』と嘲笑したい人もいるのでしょうが」
以下、4~10位
【4位】■自粛要請でもパチンコ店に通う客の嘆き「給付金10万円吸い取られた」(マネーポストWEB・5月)
【5位】■「おでこにピッ!」非接触型体温計は正確なのか検証した(11月)
【6位】■鬼滅ハラスメント問題 作品に苦言呈す“逆キメハラ”も?(11月)
【7位】■アベノマスク、正しい方法で洗ったのに「驚くほど縮んだ」(4月)
【8位】■VTuberに投げ銭する30代男性 妻から「なんで私にお金かけないの?」(マネーポストWEB・8月)
【9位】■がっつりラーメン月額8600円、「読みが甘かった」と50代購入者悔やむ(マネーポストWEB・2月)
【10位】■手間をかけずにおいしく! 「基本のポテトサラダ」レシピ(9月)