吉本興業所属のお笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦(38)と藤森慎吾(37)が年末で同社との契約を終了し、退社することが分かった。関係者への取材によると、独立後もオリエンタルラジオとしての活動は継続していく。今後はフリーとして、動画配信サイトをはじめ、オンラインでの活動に重点を置いていくものと見られる。
現在2人が所属する吉本興業に問い合わせると、「2020年12月31日付をもってマネジメント契約を終了することで合意しました。2人は当社の所属から離れますが、当社としましては、2人の新しい環境での活躍を応援してまいる所存です」と答えた。
オリエンタルラジオは2004年に結成した芸歴16年目。吉本興業の養成所・NSC東京校在学中の2004年にM-1準決勝に進出。『武勇伝ネタ』の大ブレイクをきっかけにデビュー3年で冠番組を含むレギュラー番組を10本獲得するなど、類まれな活躍を見せた。その後、低迷期が訪れるも、2011年には藤森の“チャラ男”キャラで再ブレイクのきっかけを掴み、2016年にはダンスボーカルユニット「RADIO FISH」として紅白歌合戦に出場。現在まで幅広い活躍をしている。テレビ局関係者が語る。
「中田さんは2019年4月にYouTubeチャンネルを開設した頃に、コンビで出ていたテレビのレギュラーを降板し、活動の中心をYouTubeやオンラインサロンに変えていきました。2020年10月にNHKのレギュラーラジオ番組も藤森さんを残して降板し、テレビやラジオなどへのレギュラー出演はゼロに。2021年3月からは家族とシンガポールへ移住することも決まっていますし、事務所には頼らないという姿勢も様々な場で発信していたので、契約終了は不思議ではありません。
ただ、藤森さんも一緒に事務所を退社するのには驚きましたね。人気芸人が解散せずにコンビで吉本を退社するのは、太平サブロー・シローさん以来30年以上ぶりのことじゃないですかね」