芸能

「女性芸人」という枠を脱却 3時のヒロインが果たした役割

昨年の『THE W』で優勝した3時のヒロイン

『THE W』で優勝した翌2020年、大いなる飛躍を遂げた

 世界がコロナ禍に見舞われてから早くも1年が経とうとしている。2020年のお笑い界では、感染防止のためにイベントの中止や延期を余儀なくされたが、そうした中でも新しい才能が続々と登場した。なかでも数多くの女性芸人にスポットが当てられたのが印象的である。

 12月14日に放送されたお笑いコンテスト『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』(日本テレビ系)では、優勝したピン芸人・吉住だけでなく、決勝戦で惜敗したお笑いコンビ・紅しょうが、途中敗退した初代女王・ゆりやんレトリィバァなど、多くの出演者が話題を呼んだ。

 とはいえ、やはり『THE W』で優勝を勝ち取ることは、その後の活動を左右するほど大きな意味を持つようだ。お笑い評論家のラリー遠田氏は、2020年に最も活躍した芸人として、2019年の『THE W』でトップの座に輝いた3時のヒロインの名前を挙げる。

「2020年に最も活躍した女性芸人と言えば、3時のヒロインではないでしょうか。2019年の『THE W』で優勝したことをきっかけに大ブレークを果たしました。底抜けに明るい性格のゆめっち、ぽっちゃり体型で動きにキレのあるかなで、ネタ作りを担当する福田麻貴。見た目もキャッチーな3人がそれぞれの個性を生かして、上半期から幅広いジャンルの番組で活躍しました。

 下半期に彼女たちに迫るほどの勢いを見せたのが4人組・ぼる塾です。猫塾としんぼるという2組のコンビが合体して新しいカルテットが生まれました。

 メンバーの1人である酒寄希望が育休中のため、主に3人で活動していました。あんりが見せるパワフルなツッコミが強烈な印象を残しています。元ギャルの田辺智加が髪をかきあげて言う『まぁね〜』は新語・流行語大賞にもノミネートされました」(ラリー遠田氏)

関連記事

トピックス

現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
まさに土俵際(写真/JMPA)
「退職報道」の裏で元・白鵬を悩ませる資金繰り難 タニマチは離れ、日本橋の一等地150坪も塩漬け状態で「固定資産税と金利を払い続けることに」
週刊ポスト
精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン