「チャンネル開設元年」とされた2019年から1年が経ち、いまや芸能人がYouTubeチャンネルを開設すること自体は全く珍しいことではなくなった。特に2020年は、渡辺直美、佐藤健、石橋貴明、手越祐也、神木隆之介……など大物が次々と参入。芸能人YouTuber業界は戦国時代に突入した。そこで、2020年にブレイクを果たした芸能人YouTuberを、チャンネル登録者数や再生回数だけではない独自の基準で「番付」してみた。
前頭三枚目から順に紹介する。横綱、大関、関脇については、自身もチャンネル登録者数200万人を誇るママYouTuberとして活躍し、YouTubeに関する情報発信も行うなーちゃん氏にコメントとともに選出してもらった。なお、それぞれのチャンネル登録者数は2020年12月24日時点のものである。
【前頭三枚目】EXILE ATSUSHI「EXILE ATSUSHI スナちゃんTV」(2020年1月開設、登録者数57万人)
11月2日をもってEXILEを勇退し、ソロ活動に専念するATSUSHIのYouTubeチャンネル最大の特徴が、チャンネルで得る収益を児童養護施設など子どもたちの支援に充てている点だ。ATSUSHIは、2015年から法務省より委嘱される「矯正支援官」の役割を担当し、もともとチャリティ活動への感心が高い。その姿勢がYouTubeチャンネルの運営方針にも表れており、「さすがATSUSHI」と称賛されている。
現在はヒット曲のカバーや、EXILEのメンバーが出演する動画が人気を集めているが、支援活動についても発信すれば、どんなYouTuberよりも説得力をもって受け止められそうだ。
【前頭二枚目】アンジャッシュ・児嶋一哉「児嶋だよ!」(2020年7月開設、登録者数77.8万人)
相方・渡部建と比較してポンコツキャラ扱いされがちだった児嶋が、YouTuberとして意外なブレイクを果たしそうだ。7月に投稿した「最強デカ目になれる地雷系メイクしたらガチ盛れたんだけど…」が280万再生を達成したのを皮切りに、メイクやネイルといったテーマの動画を定期的に投稿している。
児島が素直にオシャレを楽しんでいる様子は、女性目線でも応援したくなるものだ。ファッション誌に登場したり、化粧品をプロデュースしたり、YouTubeを飛び出した活躍が期待できる分野であるだけに、今後の動きに注目される。