国際情報

「トランポカリプス」「トランピズム」トランプ造語が大増殖

歴代の大統領の中でも「造語」は突出(AFP=時事)

歴代の大統領の中でも「造語」は突出(写真/AFP=時事)

 民主党のバイデン氏が選挙人投票で過半数を獲得。大統領選の不正を訴えた法廷闘争もことごとく不発に終わり、トランプ氏がホワイトハウスを去る日が近づいている。

 大統領としては短命に終わったトランプ氏だが、歴代の大統領の中でも突出している“記録”があるという。在米ジャーナリストの高濱賛氏が言う。

「それは自らの名前を冠する“造語”の多さです。『レーガノミクス』や『オバマケア』など政策に大統領の名前がつくものは多いが、トランプ大統領は経済政策『トランプノミクス』以外にもたくさんの造語が生まれている。しかしそれはどれもネガティブな意味合いのものばかり。

 たとえば国際合意の否定や非寛容主義を示す『トランピズム』に、熱狂的で危うい彼の信奉者を指す『トランプカルト』などがある」

 そして現在、米国の若者の間で流行語となっているのが「トランポカリプス」である。

「トランプの名前にアポカリプス(大惨事)という単語を合わせた造語です。政治経験の欠如や異常なナルシシズムなどによって、米国が崩壊寸前に晒されている現状を指します。命名者は聖書研究で有名なポール・マグワイア氏。彼が上梓した書籍『トランポカリプス』はすでに大ベストセラーになっている」

 数十年後、世界史の試験で出題されるかも?

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

関連記事

トピックス

佳子さまが退勤時に手にしていたのは「国民的なカフェラテ」
《退勤後にお飲みに…》佳子さまが手にしていた「コンビニカフェラテ」 森永乳業は「大変光栄に思います」とコメント
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《真美子さんとのウェディング》大谷翔平結婚式の有力候補「ハワイ25億円別荘」リゾート敷地内に絶景の式場が…工事終了予定は「2025年春」
NEWSポストセブン
“激痩せ”に心配の声が相次ぐアリアナ・グランデ(時事通信フォト)
《8年ぶり来日》アリアナ・グランデ(31)衝撃の“激痩せ”に心配の声 本人は「過去の体型は人生で最も落ち込んだ状態。抗うつ剤を大量に服用し、ちゃんと食事もしていなかった」
NEWSポストセブン
根岸吉太郎・監督(左)と女優の広瀬すずが対談
広瀬すず「あの高い熱量で激しい感情を共有できたのは、とても貴重な体験でした」 主演映画『ゆきてかへらぬ』の根岸吉太郎監督と対談
週刊ポスト
ドラマ『最後から二番目の恋』で共演した中井貴一と小泉今日子
《フジテレビ、ドラマ撮影現場の受難》“月9枠”4月期『最後から二番目の恋』は予定通り放送へ、7月期は「企業が協力にNG」「男性アーティストが降板」で宙ぶらりん
女性セブン
芸能事務所「ナチュラルエイト」の名物社長・A氏が失踪していると報じられた
くりぃむしちゅー、所属事務所社長失踪のピンチに見事な後始末 上田と有田が新たに取締役に就任、緊急決起集会で所属タレントに活を入れる
女性セブン
中居正広
《中居正広が最後の動画を公開》右手を振るシーンに込められた「意図」 元SMAPメンバーへの想いとファンへの感謝「これまでの、ほんの気持ちをこめて」
NEWSポストセブン
アメリカでは大谷も関わっていたと根拠もない陰謀論が騒ぎを立てた(写真/AFLO)
大谷翔平、アメリカ国内でくすぶる「一平は身代わりだ!」の根拠なき陰謀論 水原一平被告の“大幅減刑”に違和感を覚えた人々が騒ぎ立てたか
女性セブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
《遺体が変わり果てている…》田村瑠奈被告の頭部損壊で遺族は“最後の対面”叶わず 父・修被告の弁護側は全面無罪を主張【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
歌手・岡田奈々が45年ぶりにステージへ復活
【伝説の美少女】女優・岡田奈々「45年ぶりの生歌唱」に挑戦か 「自分の部屋で『青春の坂道』を歌っています」
週刊ポスト
熱愛が明らかになった
【熱愛スクープ】柄本時生、女優・さとうほなみと同棲中 『ゲスの極み乙女』ではドラマーとして活動、兄・柄本佑と恋人役で共演 “離婚を経験”という共通点も
女性セブン
徳永英明の息子「レイニ」が歌手としてメジャーデビューしていた
徳永英明、名曲の名を授けた息子「レイニ」が歌手になっていた “小栗旬の秘蔵っ子”の呼び声高く、モデル・俳優としても活躍
女性セブン