紅白歌合戦史上初となった無観客開催も、終わってみれば視聴率が40%の大台に2年ぶりに乗る及第点。それどころか、“例年よりよかった”という声が多く聞こえるのだ。
「若手アイドルがベテラン歌手の後ろで踊ったりする無理のある演出がなく、純粋に歌を楽しめて満足でした! なんといっても紅組司会の二階堂ふみちゃん(26才)がすごかった」(50代女性)
確かに二階堂は、安定した司会に加え、白組司会の大泉洋(47才)との軽妙な掛け合い、そして氷川きよし(43才)とのコラボで『ホール・ニュー・ワールド』を歌い上げた美声と、まさに八面六臂の活躍だった。
「司会抜擢はNHKからのラブコールでした。2018年の大河ドラマ『西郷どん』と、2020年の連続テレビ小説『エール』で、共に主人公の妻役を演じた二階堂さんですが、とにかく両方のスタッフから評判が高かった。それが紅白スタッフの耳に届き、抜擢したんです」(NHK関係者)
もう1つ、今回の二階堂に注目が集まったのが、スタイリッシュに着こなした衣装だ。
「紅組の司会者は女性らしさを際立たせるドレスやワンピースを着るのがこれまでの定番。しかし、二階堂さんは赤のパンツスーツで登場し、黒のジャンプスーツに着替え、ショートカットの髪形と相まって、スタイリッシュな雰囲気がとても素敵でした」(ファッションライター)