今や必需品となったスマホは、個人情報の宝庫。誰にも見られたくないような写真が入っている人もいれば、絶対に口外できない悪口をメモしている人もいるだろう。そして、スマホの決済システムを誰かに悪用されてしまう可能性もある。
つまり、スマホのセキュリティはつねに完璧にしておかなければならないのだ。では、スマホユーザーたちは、スマホの中身を他人に見られないようにするために、どんなことをしているのか? 女性セブンの読者950人に、「スマホの中身を他人に見られないためにやっていることはありますか?」というアンケートを実施(複数回答可)。多かった順に下記のような回答が並んだ。
「知られたくないメッセージやメールの文章はすべて消去」216人
「着信音は鳴らさないように設定している」106人
「LINEなどのメッセージは届いても画面表示にしない」97人
「寝るときやトイレでも、スマホは常に手放さない」77人
「パスワードを頻繁に変更」63人
「訳アリの異性の名前は別名でアドレスに登録」40人
「常に電源を切っている」17人
「携帯電話を2台持ちして使い分けている」6人
そのほかには、以下のような具体的な回答があった。
「見られたくないものは文字にして残さない。見られたくないメールはすぐに消す」(55才・会社員)
「スマホを人前で使わないようにしている」(51才・主婦)
「秘密の相手とは内容がわからないように、隠語や暗号を使っている」(54才・主婦)
「月に1回はパスワードを変えている。パスワードはまったく興味のない政治家の生年月日などを使用」(55才・主婦)
「24時間、寝ているときもスマホを手放さない」(46才・自営業)
パスワードでスマホをロックしていても、そのパスワードの内容次第で危険度が変わってくる。
「パスワードを好きな有名人の誕生日などに設定するのは危険」と言うのは、ネット事情に詳しいライターの岩田武さん。
「SNSで好きなアイドルのことを頻繁につぶやいている場合、“このアイドルにまつわる英数字をパスワードにしている可能性が高い”と第三者に見破られやすい。パスワードが盗まれるとアカウントを乗っ取られ、クレジットカードの不正利用や、知人に不正メッセージを勝手に送られ、信用問題に発展することも。家族や推し関連の英数字をパスワードにするのも避けましょう」(岩田さん)。
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2021年1月21日号