芸能

不倫報道に「スポンサーと視聴者は無視できない」と芸能レポーター

芸能レポーターの川内天子氏は、今の時代の不倫芸能人をどう見る?

芸能レポーターの川内天子氏は、今の時代の不倫芸能人をどう見る?

 不倫が発覚した芸能人が活動を自粛せざるを得なくなるケースは多い。しかし、そういった芸能人たちが活動を再開するには、さらなるハードルがある。不倫芸能人の復帰は容認されるべきか否か──。芸能レポーターの川内天子氏が見解を述べる。

 * * *
 不倫騒動の与える影響が、昔と今では違うんです。このご時世、スポンサーの意向を無視して復帰することはできない。企業イメージに関わることなので、特に購買力のある女性が嫌がる不倫問題は、スポンサーにとって許しがたいことです。

 家庭を想起させる食料品や家電などを扱う企業では御法度。加えて、CMやドラマの放送中止によって収入や職を失う人だっているかもしれない。

「視聴者の声」も大きくなっています。昔の芸能界では、こうした不倫騒動が起きると、視聴者はテレビ局に電話でクレームを入れていたんです。それが今はSNSを使って、誰でも自由に匿名で意見が言えるようになった。出演番組のスポンサーにまでクレームを入れる人も多い。その行為が善とか正義だとは思いませんが、現実としてバッシングの声の大きさを無視できない世の中になったんです。

 渡部建さんの場合は、不倫に使われたのが「多目的トイレ」。不快感、不潔感もあるし、そこを利用しなければならない人たちを軽んじる行為でした。バッシングが強くなるのは当たり前でしょう。

 もちろん、不倫した芸能人が完全に復帰できないとは言いませんが、復帰後も“茨の道”が待っています。東出昌大さんは会見で「杏さんと不倫相手の若手女優とどちらが好きか」という質問に答えられなかったことで墓穴を掘った感がありました。ネット社会では不祥事の記録が永久に残り、視聴者の怒りもなかなか消えません。一度の過ちが致命傷になる時代です。

※週刊ポスト2020年1月15・22日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン