2度目の火遊びは、思いのほかダメージが大きかったようだ。歌舞伎役者の中村芝翫(55)と一般女性(32)の不倫が『週刊文春』に報じられて1週間あまり。2016年に京都の芸妓との不倫が報じられた際は、自身が会見を開き、妻の三田寛子(54)も自宅前でメディアに“神対応”を見せたが、今回は2人ともダンマリ。
「現在、芝翫は『新春大歌舞伎』(歌舞伎座1月2~27日)に出演中で、一報を受けて歌舞伎座には報道陣が殺到しましたが、裏口から車で逃げるように去って行った。コロナ禍の自粛ムードのなかでの密会ということもあり、女性問題に寛容な梨園でも厳しい声が上がっています」(スポーツ紙記者)
そんななか、舞台で芝翫の不倫を“いじって”笑いをとった大物歌舞伎役者がいたという。
「『四天王御江戸鏑』(国立劇場1月3~27日)に出演している尾上菊五郎さん(78)です。劇中、菊五郎さんを巡って女性2人が争うシーンがあるんですが、文春発売日の7日の公演で、『よせやい。中村芝翫じゃあるめぇし』とアドリブを決めたんです。観客は大爆笑。菊五郎さんもにんまりしてましたね(笑い)。
いまの梨園では、芝翫さんのスキャンダルをいじれるのは菊五郎さんクラスしかいない。2016年の芝翫さんの不倫も、菊五郎さんだけが舞台でネタにしていましたから。バッシングに晒される芝翫さんを見て、早く笑いに変えて収束させてあげたいという気持ちもあったようです」(歌舞伎関係者)
先輩の気配り(?)を芝翫はどう受け止めるか。
※週刊ポスト2021年1月29日号