いまや国民的歌姫となったシンガー・ソングライターLiSA(33才)の勢いが止まらない。2020年は、アニメ『鬼滅の刃』が大ブレーク。彼女が歌う主題歌『紅蓮華』もメガヒットとなり、秋からは公開された同アニメの映画の大ヒットで、やはり彼女の歌声が伸びやかに響く主題歌『炎』が大ヒットした。12月30日には、その『炎』で日本レコード大賞を受賞し、「こんなところに立てる未来を全く想像せずに(故郷の岐阜を)出てきました。皆さんと歩んできた先にこんな未来があって本当に幸せです」と、感激の涙を流した。
そんな人生で最高の年の瀬を迎えていたLiSAをキャッチした。日本レコード大賞の数日前。仕事を終えると、高級外車のハンドルを自ら操って、颯爽と帰宅した。彼女を良く知るレコード会社関係者が語る。
「以前からアニソン歌手として人気でしたが、さすがにこの1年で収入はケタ違いに増えたでしょう。彼女が高級車を買ったところで誰も驚きませんしかも彼女は今、副業も絶好調なんですよ」
昨年秋からは、本業の歌手以外でも密かな成功を収めていたのだ。答えは、この日の服装にも表れていた。白い文字でROYと描かれた黒のハット。「これはLiSAさんがプロデュースしているアパレルブランドなんです」と語るのは、ベテランスタイリストだ。
昨年9月に新アパレルブランド「ROY -reflect overjoy-(ロイ・リフレクト・オーバージョイ)」を設立。LiSAがブランドプロデューサーに就任し「時代、性別、年齢にとらわれないボーダレスなストリートパンクスタイル」をコンセプトとして、10月からオンラインのみで販売をスタートさせていた。
LiSAはラジオで「reflect overjoy」の意味について「大笑い、幸せ、喜びが伝播するって意味。そんなブランドになるといいなと思って、頭文字をとってROYと名付けました」と告白。長年の憧れだったというカナダ人ロック歌手アヴリル・ラヴィーン(36才)のように、自身のアパレルブランドを立ち上げたと説明した。