新型コロナウイルスが世界を覆い尽くし、自粛期間が続くなか、上皇陛下と上皇后美智子さまも孤独な暮らしを余儀なくされている。他人とのかかわりが格段に減ることで、おふたりの「異変」は加速の一途をたどっている。
「ご夫妻は穏やかに過ごされてはいますが、ご体調は万全といえません。美智子さまは年が明けても変わらず、夕方になると原因不明の微熱に悩まされる状態が続いています」(宮内庁関係者)
さらに「手指のこわばり」も心配される。
「美智子さまはいま、長年のご趣味であるピアノを思うように弾けない状態だと聞きます。指がこわばって思うように動かず、さらに、背筋を伸ばすと首や肩が痛くなるため長時間座ることもできないそうです」(皇室ジャーナリスト)
健康不安が心配されるのは、上皇陛下も同じだ。上皇陛下が87才の誕生日を迎えられた昨年12月23日、宮内庁は次の文書を公表した。
《何度か繰り返されるご質問にもその都度丁寧にお答えになる上皇后さまと、それを聞かれご納得になるといつも明るい笑顔におなりになる陛下。時に、勘違いや戸惑いがあっても、一緒にお笑いになりながら、ご記憶を新たにされ、日々のご生活を確かなものとされています》
宮内庁関係者は次のように分析する。
「ここまで包み隠さず上皇陛下のご体調を公表されたのは、“現状を国民にきちんと伝えないといけない”というお気持ちが上皇ご夫妻にあるからではないでしょうか。陛下にとって、『上皇の体』は自分のものであるが、自分だけのものではない。国民とともにあるためにも、嘘偽りなく真実を正確に伝えるべきだというお気持ちがにじみ出ていると感じました」
だが、「何度か繰り返されるご質問」「勘違いや戸惑い」という表現から、「コロナ認知症の懸念」という言葉で報じられることもあった。
「陛下のそうした『異変』を抱えた生活を、美智子さまはつきっきりでサポートされておられます。ご自身の体調も万全ではないのに、笑顔を絶やされず、美智子さまの精神力には本当に脱帽するほかありませんが、相当な負担を抱え込んでいらっしゃるに違いありません。どうか無理をなさらないようにと、心配が募るばかりです」(前出・別の宮内庁関係者)
どうか無事に隔絶生活を乗り越えられてほしい。
※女性セブン2021年2月4日号