芸能

喜多村緑郎だけじゃない バイトする芸能人たちのそれぞれの事情

長身で二枚目の喜多村緑郎は”共演者キラー”ともいわれている(つのだよしお/アフロ)

地元の居酒屋でバイトしていた喜多村緑郎(つのだよしお/アフロ)

 飲食、旅行、宿泊、観光、航空、鉄道など、コロナ禍で沈む業界をあげればキリがないが、苦しいのはエンタメ業界も同じ。実入りが減ればアルバイトをするしかないが、芸能人がアルバイトをする事情にはさまざまなパターンが存在する。

 昨年、女優の鈴木杏樹との不倫が報じられた俳優の喜多村緑郎について、先日、興味深いニュースが報じられた。発売中の女性セブンによると、妻と別居中だった喜多村は昨年夏頃まで、千葉県の居酒屋でアルバイトをしていたという。皿洗いや注文取りなど熱心に働き、ランチタイムには母親に代わって料理をしたこともあったとのこと。その居酒屋は母が経営する店だという。

「不祥事を起こした芸能人が、バイトで“禊”をする例は少なくありません。表に出るような仕事ではなく、裏方に徹するような仕事を選ぶ人が多い。女性トラブルがあった高畑裕太は、遺品整理業者でバイトをしていることが報じられましたし、闇営業騒動で事務所を解雇されたカラテカの入江慎也は、清掃会社でバイトをしていました(その後、清掃会社を立ち上げている)」(芸能誌ライター)

 お金が主たる目的でない点では同じだが、まったく別のパターンもある。

「元AKB48の島崎遥香が一昨年、都内の焼肉店でバイトしている姿が目撃されました。この店では、同じく元AKBの西野未姫もバイトしています。元フィギュアスケート日本代表でタレントの村上佳菜子も昨年、カフエで働いているところが報じられました。島崎は『1度はやってみたかった』『やっと時間が出来たから』と語りましたが、社会経験を積むことで、若い頃から華やかな世界で暮らしてきた彼女たちが、お金や仕事のありがたみを知るという目的もあったようです」(同上)

「辞められない」というパターンも

 長い下積みを経た人間の中には、アルバイトをすることが一種の生活リズムになっている人もいる。ベテラン芸能記者の石田春男氏はいう。

「シンガーソングライターの岡崎体育は、2019年にツイッターでバイトを辞めたことを報告し、『まだやっていたのか』と、驚きの声が上がりました。土屋太鳳は、朝ドラの『花子とアン』を撮影していた当時、コンビニでアルバイトをしていたことをSNSで明かしていますし、斎藤工はデビュー後も新聞配達を続けていたとテレビ番組で語っています。ミュージシャンや俳優は、作品と作品の間にぽっかり時間が空くことがありますし、いつ売れなくなるかも分からない世界。そうした不安からバイトを辞められない人は少なくありません。

 持ち前の能力の高さで、バイト先で出世してしまうパターンもあります。サンシャイン池崎は保険会社のテレアポで月80万円稼いだことがあるそうですし、お笑いコンビ『マシンガンズ』の滝沢秀一は、ゴミ収集会社で働く“ゴミ清掃芸人”として、色々なイベントに引っ張りだこになっています。

 芸人なら、豊富なバイト経験が話のネタになったり、CMに繋がったりすることがありますし、役者なら人生経験が役作りに活かせます。事務所としても、バイト先が空き時間を管理してくれ、お金まで払ってくれるのだから、まさに一石二鳥。コロナ禍でエンタメ業界の苦況は続きますから、芸能人がバイトをする流れは止まらないでしょう」

島崎遥香や西野未姫もバイトする姿が目撃されている

島崎遥香や西野未姫もバイトする姿が目撃されている

関連記事

トピックス

公選法違反で逮捕された田淵容疑者(左)。右は女性スタッフ
「猫耳のカチューシャはマストで」「ガンガンバズらせようよ」選挙法違反で逮捕の医師らが女性スタッフの前でノリノリで行なっていた“奇行”の数々 「クリニックの前に警察がいる」と慌てふためいて…【半ケツビラ配り】
NEWSポストセブン
「ホワイトハウス表敬訪問」問題で悩まされる大谷翔平(写真/AFLO)
大谷翔平を悩ます、優勝チームの「ホワイトハウス表敬訪問」問題 トランプ氏と対面となれば辞退する同僚が続出か 外交問題に発展する最悪シナリオも
女性セブン
日本一奪還に必要な補強?それともかつての“欲しい欲しい病”の再発?(時事通信フォト)
《FA大型補強に向け札束攻勢》阿部・巨人の“FA欲しい欲しい病”再発を懸念するOBたち「若い芽を摘む」「ビジョンが見えない」
週刊ポスト
2025年にはデビュー40周年を控える磯野貴理子
《1円玉の小銭持ち歩く磯野貴理子》24歳年下元夫と暮らした「愛の巣」に今もこだわる理由、還暦直前に超高級マンションのローンを完済「いまは仕事もマイペースで幸せです」
NEWSポストセブン
ボランティア女性の服装について話した田淵氏(左、右は女性のXより引用)
《“半ケツビラ配り”で話題》「いればいるほど得だからね~」選挙運動員に時給1500円約束 公職選挙法で逮捕された医師らが若い女性スタッフに行なっていた“呆れた指導”
NEWSポストセブン
傷害致死容疑などで逮捕された川村葉音容疑者(20)、八木原亜麻容疑者(20)、(インスタグラムより)
【北海道大学生殺害】交際相手の女子大生を知る人物は「周りの人がいなかったらここまでなってない…」“みんなから尊敬されていた”被害者を悼む声
NEWSポストセブン
医療機関から出てくるNumber_iの平野紫耀と神宮寺勇太
《走り続けた再デビューの1年》Number_i、仕事の間隙を縫って3人揃って医療機関へメンテナンス 徹底した体調管理のもと大忙しの年末へ
女性セブン
チャンネル登録者数が200万人の人気YouTuber【素潜り漁師】マサル
《チャンネル登録者数200万人》YouTuber素潜り漁師マサル、暴行事件受けて知人女性とトラブル「実名と写真を公開」「反社とのつながりを喧伝」
NEWSポストセブン
白鵬(右)の引退試合にも登場した甥のムンフイデレ(時事通信フォト)
元横綱・白鵬の宮城野親方 弟子のいじめ問題での部屋閉鎖が長引き“期待の甥っ子”ら新弟子候補たちは入門できず宙ぶらりん状態
週刊ポスト
大谷(時事通信フォト)のシーズンを支え続けた真美子夫人(AFLO)
《真美子さんのサポートも》大谷翔平の新通訳候補に急浮上した“新たな日本人女性”の存在「子育て経験」「犬」「バスケ」の共通点
NEWSポストセブン
自身のInstagramで離婚を発表した菊川怜
《離婚で好感度ダウンは過去のこと》資産400億円実業家と離婚の菊川怜もバラエティーで脚光浴びるのは確実か ママタレが離婚後も活躍する条件は「経済力と学歴」 
NEWSポストセブン
被告人質問を受けた須藤被告
《タワマンに引越し、ハーレーダビッドソンを購入》須藤早貴被告が“7000万円の役員報酬”で送った浪費生活【紀州のドン・ファン公判】
NEWSポストセブン