世界に韓流ブームを巻き起こしたドラマ『愛の不時着』の世界を伝える「愛の不時着」展が東京・原宿で開催されている。約250点におよぶ未公開カットや劇中で使用された衣装や小道具とともに、感動のシーンを振り返ることができる。
「夢中で見ちゃいましたね。おかげで、今では韓流ドラマばかり見ています」
展示を見ながら楽しそうに語るのは、アナウンサーの生島ヒロシ氏。
「もともと韓流には興味がありませんでしたが、ラジオの女性スタッフに勧められて。全16話を2~3日で一気見しちゃいました。
ドラマの魅力は、笑いあり、涙ありの一方で、南北の経済格差を丁寧に描く圧倒的なリアリティ。北朝鮮の実情が正確にわかる状況にはないけど、こうだったらいいなあ、という韓国の映画人の思いが込められている。豊富な展示を見て素敵なラブストーリーをもう一度堪能できました」
◆「愛の不時着」展は2月27日までjing(東京都渋谷区神宮前6-35-6)で開催中。入場料1800円、数量限定「愛の不時着」展公式ガイド付き入場券3000円(公式ガイドは2月10日以降に会場内グッズ売り場で受け取り)。東京開催の後、大阪、福岡、名古屋に巡回予定〈緊急事態宣言発令中は収容人数を適切に抑制し、20時に閉館〉。
撮影/内海裕之 取材・文/小野雅彦
※週刊ポスト2021年2月5日号