コロナ禍による外出自粛とお正月休みで、運動不足になっているという人も多いのでは? 道具も運動も不要で、そんな正月太りを解消できると評判なのが「月曜断食」だ。
「太っている人の多くは、とにかく食べ過ぎが原因です」と話すのは、『月曜断食』発案者である関口賢さん。
これまでいかに食べ過ぎていたかを知るためにも、まずは断食で胃腸をリセット。その後、定められた食事量を摂り、週1回の断食サイクルを続けることで、しだいに体がスッキリし、本来必要な食事量だけで満足できるようになるという。
「断食の医学的エビデンスは明白です。私も糖尿病治療や、減量治療などで一部断食を取り入れています」と内科医の工藤孝文さんも言う。
「胃腸を休めることで、代謝機能がアップしてやせる体質にシフトしていきます。体の不調なども改善し、整っていきますよ」(関口さん)
まずは、お正月に蓄えた体重を元に戻すことを目指し、1か月の月曜断食から始めてみよう。
日頃、食べ過ぎていないかCHECK
□毎食、お腹いっぱいになるまで食べている
□空腹を感じなくても時間になれば食事をする
□毎日夕食に炭水化物(米、パン、麺類など)を食べている
□食間にお菓子を食べるのが習慣になっている
□食事を終えて2時間以内に就寝することがよくある
※1つでも当てはまるものがあれば食べ過ぎ!
これだけは守ろう【5つのルール】
【1】1回の食事量はこぶし1〜2個分までにする
断食翌日以降の良食日、美食日の1回の食事量は咀嚼した量でこぶし1〜2個分までを守ろう。「胃の本来の大きさが自分のこぶし1〜2個分。胃は食べた分だけ大きくなるので注意を」(関口さん・以下同)
【2】毎日1.5~2リットルの水を飲む
「水分を摂ることで体内の水分が入れ替わり、代謝がUP! 硬水よりも軟水がオススメ」。冷たい水は内臓が冷えて胃の活動を低下させるので、常温か白湯を。炭酸水は胃にガスが溜まるので避けて。
【3】夜は24時までに寝る
寝る2時間前までに夕食をすませ、空腹状態で寝ることが大切。「人の体は睡眠中に“体の修復と回復”が行われてやせていきます。質の良い睡眠で、よりやせやすい体を作りましょう」。
【4】食べ過ぎた翌日は夜断食を決行する
「どうしても食べ過ぎてしまったという日もあるはず。それでも大丈夫! 早い段階でなかったことにすることが重要です」。前日に食べ過ぎたのなら、翌日の夜だけ断食を決行しよう!
【5】夜にたんぱく質を食べるなら19時までの摂取を心がける
良食日の夕飯は基本的には野菜スープやサラダ、蒸し野菜など野菜メインに。「昼にたんぱく質摂取が難しい人は、夕食で野菜料理にプラスしてもOK。その場合、食後、寝るまでに4時間ほど空くと◎」。