テレビ朝日のエース、弘中綾香アナ(29)が、2月12日に初のフォトエッセイ『弘中綾香の純度100%』(マガジンハウス刊)を発売する。
昨年12月にオリコンが発表した「好きな女性アナウンサーランキング」で連覇を果たした人気アナの本とあって、発売前から注目度は大。弘中アナは目標部数について、〈出版社から言われたのは20万部〉とテレビ番組で明かしていた。マガジンハウスの担当編集者が語る。
「初版は2.5万部でしたが、予約が好調で発売前重版が決まり累計3万部となりました。20万部の目標は私が勝手に言っただけですが、ポテンシャルは十分にあると考えています。撮りおろしの貴重な写真も満載です」
以前は現役の局アナが本を出版することは珍しかったが、2019年にはTBSの古谷有美アナ(32)、2020年にフジテレビの宮司愛海アナ(29)がフォトブックを発売するなど最近は「女子アナ本」の出版が続いている。
「近年はSNSが普及して、女子アナも個人で発信するケースが増えました。それに伴って“タレント化”が加速し、出版オファーも増加しているのでしょう」(女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏)
気になるのが「印税」の行方だ。弘中アナの書籍は税込み1980円。発行部数が数万部ともなれば、印税は数百万円単位になる。書籍の売り上げは弘中アナの“副収入”になるのか。テレ朝関係者が語る。
「局員が書籍を出版する際の報酬規定はいくつかあって、業務に関連した情報や業務上知り得た情報を扱った内容物なら本人の取り分は上限200万円。業務外で個人として制作したものなら全額本人の報酬になる」
同エッセイがアナウンサーの日常を描いたものなら、前者ということか。テレ朝にも聞いたが、「報酬は社内規定に従って対応しています。金額など詳細は控えさせていただきます」(広報部)との回答だった。少なくないボーナスになりそうだ。
※週刊ポスト2021年2月12日号