冷たい風が吹きつける1月下旬の夕方、コンビニのレジ袋を下げた中年男性が瀟洒なマンションに入ろうとしている。話しかけると、あのダミ声と人懐っこい笑顔で、
「勘弁してくださいよぉ。この家、誰に聞いたんですか? 愛人と一緒に住んでるとか言うんでしょ? 勘弁してくださいよぉ!」
と、聞いてもいないのに自ら“疑惑”を持ち出し、オーバーな反応を見せた。さすがは、お笑い界のリアクション王・出川哲朗(56才)である。出川は最近、16年間も住んだ「愛の巣」を引き払い、新居へと引っ越していた。その理由とは──。
かつて女性誌の「抱かれたくない男」ランキングでトップに君臨していたのは遠い昔。出川はいま、老若男女から支持を集める好感度芸人に生まれ変わっていた。
「特に『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で体を張る姿は、子供や若者に笑いと勇気を与えています。業界からも『ウラオモテがなく腰も低い』と評判ですし、令和になっても安定して仕事があります」(テレビ局関係者)
現在、レギュラー番組4本で、CM契約は8社。一部では「年収5億円」とも報じられた。
仕事は順風満帆な出川だが、私生活は謎めいている。2004年、14才年下で元レースクイーンの瑠理子さん(42才)と結婚。“美女と野獣婚”と揶揄されたが、間もなく美女は“鬼嫁”に豹変した。
「出川さんは毎朝、瑠理子さんに『死ね死ね死ね』という歌で起こされ、風呂場には『くそ哲殺す』という呪いの言葉が書き殴られていたそうです。結婚から2年後には『妻とはセックスレス』と自虐的に言っていました」(芸能関係者)
結婚17年目のベテラン夫婦だが、2ショットの目撃談はほとんどなし。そして出てきたのが別居説である。