スポーツ

ヤクルト「ゴルフ禁止」なのにキャディバッグ大量発送の謎

戦力充実でチーム再建が期待されるヤクルトだが

戦力充実でチーム再建が期待されるヤクルトだが

 新型コロナ感染拡大を受けて無観客で行われているプロ野球キャンプでは、ほとんどの球団が選手らに「不要不急の外出禁止」「外食禁止」などのルールを設けており、それはオフの日も例外ではない。例年なら、オフに多くの選手がバットをクラブに持ち替えてゴルフ場でラウンドを楽しむのが定番だったが、今年はそれもできない。

 ところが、沖縄・浦添市でキャンプを張るヤクルトでは、なぜか「使うはずのないゴルフクラブ」が大量に持ち込まれていた。

 1月27日の昼下がり。ヤクルトの本拠地・神宮球場のクラブハウス前では、球団職員が浦添に送る大量の荷物の搬出作業に追われていた。多くは野球道具が詰め込まれたスポーツバッグやバットケースだが、荷物の山にはキャディバッグもズラリと並んでいた。神宮外苑の散歩が日課のヤクルトファンは、「他の荷物と一緒にキャディバッグもトラックに積み込まれ、運ばれていきました」と語る。確かにこのファンが撮影した写真でも5~6セットほど確認できる。

沖縄行きの荷物にはいくつものキャディバッグが見られた

沖縄行きの荷物にはいくつものキャディバッグが見られた

 球団広報に訊くと、「外食と同様、ゴルフや釣りも禁止にしています」とのこと。では大量のキャディバッグはなんのために送ったのか。もしや、ルール破りを目論んでいる不届き者が?

「キャンプ地に荷物を送った1月27日時点では、2月7日までに緊急事態宣言が解除される見込みがあったので、解除後ならゴルフOKということで発送を認めていました。ただし、宣言が1か月延長されたので禁止ルールは続いています。おそらく、そのまま東京に持ち帰ることになるでしょう」(同前)

 さすがにルール破りを目的にしたわけではなかったようだが、選手たちにすれば、キャンプ・インから1週間ガマンすれば、いつも通りにゴルフができるという淡い期待が完全に裏切られたことになる。宣言が3月7日まで続けば、すでに浦添キャンプは打ち上げられてオープン戦真っ盛り。ゴルフクラブの出番はもうない。

関連記事

トピックス

中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
「スイートルームの会」は“業務” 中居正広氏の性暴力を「プライベートの問題」としたフジ幹部を一蹴した“判断基準”とは《ポイントは経費精算、権力格差、A氏の発言…他》
NEWSポストセブン
騒動があった焼肉きんぐ(同社HPより)
《食品レーンの横でゲロゲロ…》焼肉きんぐ広報部が回答「テーブルで30分嘔吐し続ける客を移動できなかった事情」と「レーン上の注文品に飛沫が飛んだ可能性への見解」
NEWSポストセブン
大手寿司チェーン「くら寿司」で迷惑行為となる画像がXで拡散された(時事通信フォト)
《善悪わからんくなる》「くら寿司」で“避妊具が皿の戻し口に…”の迷惑行為、Xで拡散 くら寿司広報担当は「対応を検討中」
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【約4割がフジ社内ハラスメント経験】〈なぜこんな人が偉くなるのか〉とアンケート回答 加害者への“甘い処分”が招いた「相談窓口の機能不全」
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”4週連続欠場の川崎春花、悩ましい復帰タイミング もし「今年全休」でも「3年シード」で来季からツアー復帰可能
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
【被害女性Aさんが胸中告白】フジテレビ第三者委の調査結果にコメント「ほっとしたというのが正直な気持ち」「初めて知った事実も多い」
NEWSポストセブン
佳子さまと愛子さま(時事通信フォト)
「投稿範囲については検討中です」愛子さま、佳子さま人気でフォロワー急拡大“宮内庁のSNS展開”の今後 インスタに続きYouTubeチャンネルも開設、広報予算は10倍増
NEWSポストセブン
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ
「スイートルームで約38万円」「すし代で1万5235円」フジテレビ編成幹部の“経費精算”で判明した中居正広氏とX子さんの「業務上の関係」 
NEWSポストセブン
記者会見を行ったフジテレビ(時事通信フォト)
《中居正広氏の女性トラブル騒動》第三者委員会が報告書に克明に記したフジテレビの“置き去り体質” 10年前にも同様事例「ズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出…」
NEWSポストセブン
「岡田ゆい」の名義で活動していた女性
《成人向け動画配信で7800万円脱税》40歳女性被告は「夫と離婚してホテル暮らし」…それでも配信業をやめられない理由「事件後も月収600万円」
NEWSポストセブン
昨年10月の近畿大会1回戦で滋賀学園に敗れ、6年ぶりに選抜出場を逃した大阪桐蔭ナイン(産経新聞社)
大阪桐蔭「一強」時代についに“翳り”が? 激戦区でライバルの大阪学院・辻盛監督、履正社の岡田元監督の評価「正直、怖さはないです」「これまで頭を越えていた打球が捕られたりも」
NEWSポストセブン
現在はニューヨークで生活を送る眞子さん
「サイズ選びにはちょっと違和感が…」小室眞子さん、渡米前後のファッションに大きな変化“ゆったりすぎるコート”を選んだ心変わり
NEWSポストセブン