日本には、地元の人だからこそ知る名湯が各地にある。地域の情報に詳しい、北陸で活躍する多賀祐子アナ(36)に、庭園風の露天風呂に入りながら、雪が彩る鶴仙渓の幽玄な冬の絶景を堪能できる「山中温泉 花紫」(石川県加賀市山中温泉東町1丁目ホ17-1、1人1泊/4万150円~)を紹介してもらった。
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日本三大名湯にも挙げられる山中温泉は開湯から1300年超の歴史を誇り、松尾芭蕉をはじめ、古くから多くの文人墨客にも愛された自然豊かな温泉地です。「花紫」さんの展望露天風呂は渓谷美で知られる鶴仙渓を一望できる位置にあり、無色透明でやわらかな湯に入ると、すぐに体中がぽかぽかに温まります。
外の冷たい風を浴びながらの温泉は気持ちよく、山の木々が雪で飾り付けられているような冬景色の美しさに時が経つのを忘れてしまいます。眼前に広がる鶴仙渓の絶景は最高やわ~。
泉質は、神経痛や筋肉痛などに効き、美肌効果があるとされる硫酸塩泉。心身ともにリラックスでき、いつまでも浸かっていられそうです(笑い)。
【プロフィール】
多賀祐子(たが・ゆうこ)/1984年生まれ、石川県出身・在住。大学卒業後、金沢ケーブルテレビネット(現・金沢ケーブル)のアナウンサーを経て、フリーに。石川テレビなど同県内テレビ各局の特番や情報番組に出演。北陸の企業のCMにも多数出演。
撮影/佐藤敏和
※週刊ポスト2021年2月19日号