芸能界はコロナ感染率が高いと言われている。感染対策しながらのスタジオトーク、ロケ、ドラマ撮影には限界があり、さりとて、それをしなければ番組も映画も舞台も作れない。タレントにも家族や生活があるし、感染は怖いはずだ。『週刊ポスト』(2月8日発売号)では、コロナ後遺症について17ページにわたり体験談や医師の分析などを特集しているが、そこでは多くのタレントが感染の恐怖と後遺症について語っている。
本誌で感染後の肝機能低下について告白したタレントの松村邦洋氏(53)は、昨年末に発症し、今年1月に退院したが、2009年にはマラソン中に急性心筋梗塞による心室細動で一時、心肺停止になったこともあり、ファンや関係者は重症化を懸念した。幸い、重症化せずに回復した現在は、「気を付けて、気を付けて、さらに気を付けて」過ごしているという松村氏に、コロナ感染の恐怖について詳しく聞いた。
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昨年12月26日に38.4度の熱が出て、28日にPCR検査で陽性になりました。3日間の自宅待機の後、元日に入院して1月8日に退院しました。
退院直後にはもちろん検査は陰性なんですけど息苦しさがあり、先生からは、「陰性になってもコロナ・ウイルスの影響が残っていることもある。感染力はないけど、しばらくは息苦しさを感じることがある」と言われていたので、3日間くらい家でゆっくり寝ていました。
それから徐々に運動をするようになりましたが、思い切り空気を吸うと、まだ胸が痛かったりしました。今はそういう不調はなくなりましたが、最初のうちは「外を歩いたら石投げられたりしないかな」という不安もありましたね。
コロナ後遺症かどうかわからないのですが、今もたまーに咳が出たり、頭痛が少しあります。再検査の時に先生から「4人に1人くらい脱毛がある」と言われましたが、僕は今のところそれはありません。