現在発売されているバレンタインジャンボ宝くじ(3月5日まで発売。抽せん日は3月12日)。今年は新型コロナの緊急事態宣言が再発令され、自粛ムードが蔓延している中での発売となったが、夢が膨らむ宝くじは、そんな暗い気持ちをしばし忘れる気晴らしになるかもしれない。では、バレンタインジャンボでは何を狙うべきか──。ニッセイ基礎研究所主席研究員の篠原拓也氏が考察する。
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コロナ禍で、さまざまなイベントが中止、延期、無観客となる中、宝くじへの注目度が高まっている。特に、年に5回行われるジャンボ宝くじは、1等の当せん金が大きく、しかも全国どこの売り場でも簡単に購入できるため、人気が高い。
今月は、バレンタインジャンボ宝くじが発売された。このバレンタインジャンボは、2018年に始まった新しい宝くじだ。2017年までは、グリーンジャンボ宝くじとして行われてきた。
また、昨年この時期のジャンボ宝くじは、「東京2020協賛ジャンボ宝くじ」として行われた。つまり、バレンタインジャンボ宝くじとして行われるのは2年ぶりで、今回でまだ3回目だ。
最高当せん金は1等前後賞あわせて3億円と高額だ。ただ、細かい点で昨年から変更された部分もある。そこで、変更点をみながら今年は何を狙うべきか考えてみよう。
1万円以上の当せん本数が1.4倍に増えた
バレンタインジャンボ宝くじには、年末ジャンボ宝くじと同様「ジャンボ」と「ジャンボミニ」の2つがある。「1等前後賞あわせて3億円」のうたい文句で販売されるのは、バレンタインジャンボだ。これに対して、バレンタインジャンボミニの当せん金の最高額は、1等前後賞あわせて3000万円となっている。
それでは、バレンタインジャンボは昨年の東京2020協賛ジャンボから何が変更となったか。主な変更点は6つ挙げられる。