いつまでも変わらず、若い頃と同じように活発に人生を楽しみたい──誰もが抱く夢だが、現実と折り合いを付けるのは、アクティブに動くのと同じくらい大切だ。モデルの前田典子(55才)は、42才からマラソンを始めて、フルマラソンを完走した経験もある。しかし、50代を迎えて自身の「体」に変化があったと話す。
「いまは、走るとしても距離を短めにして、タイムは気にせず軽いランニング程度にしています。スポーツは大好きだし、いつまでも動ける体でいたいのですが、若い頃と同じ調子でハードな運動をすると疲労が回復するまでに時間がかかるようになりました。過剰な運動は活性酸素を発生させ、老化のもとになると聞いたので、疲れがたまるほどの激しい運動はやめました」
3年前には、息子に負けまいと「パルクール」というスポーツに挑戦し、高所から落下。肋骨にひびが入るという事故を経験した前田は、自分のイメージと体の動きがかけ離れてきたことを理解し、大けがを避けるため「スノーボード」もやめたという。
「スノボは絶対に転びます。過去には、尾てい骨を強打したり、手首を捻挫してでも滑っていましたが、最近は転ばないようスキーで軽く滑る程度。夢中になっても無茶はしない。適度な運動を心がけています」(前田)
※女性セブン2021年2月18・25日号