ライフ

ご当地アナが紹介 松本清張『砂の器』の舞台になった「亀嵩」の名湯

静寂に包まれ、鳥のさえずりが聞こえてくる自然の中にある露天風呂。冬は雪見、秋は紅葉と、四季折々の眺めを満喫できる

静寂に包まれ、鳥のさえずりが聞こえてくる自然の中に亀嵩温泉がある。冬は雪見、秋は紅葉と、四季折々の眺めを満喫できる

 8世紀に編纂され聖武天皇に献上された『出雲国風土記』に、玉作の神が宿る山として記録が残る島根県の玉峰山。そのふもとにあるのが、松本清張の『砂の器』で全国に地名が知られるようになった亀嵩(かめだけ)温泉だ。出雲市で生まれ育った山崎瑞穂アナ(38)が、雪見露天を楽しめ、地元の人々に愛されている温泉「亀嵩温泉 玉峰山荘」(島根県仁多郡奥出雲町亀嵩3609-1、1人1泊/1万4780円~、立ち寄り入浴あり)を紹介する。

 * * *
 私は生まれも育ちも出雲市です。松本清張の『砂の器』の舞台にもなった「亀嵩」の地に位置する「玉峰山荘」さんは、市内から車で約1時間の距離ですが、海抜約300メートルにあります。近づくに従って、どんどん雪深くなっていきます。

 亀嵩温泉は古くから薬湯として知られるアルカリ性単純泉で、pH値が8.9と高く、肌がツルツルになる美肌の湯としても評判です。露天風呂からは三郡山や玉峰山が一望でき、広大な雪景色を堪能できます。地元に親しまれており、立ち寄り入浴に訪れる住民の方々がとても多いんですよ。

 島根にはいい温泉が多く、地元では銭湯に行くような感覚で温泉に行くのですが、温泉が身近にある暮らしが私の密かな自慢です!

【プロフィール】
山崎瑞穂(やまさき・みずほ)/1982年生まれ、島根県出身・在住。NHK松江放送局でキャスターを3年間務めた後、独立。テレビ情報番組『山陰ぐっジョブ!』(山陰放送)でリポーターとして活躍するほか、ラジオやケーブルテレビに番組MCなどとして出演中。

撮影/太田真三

※週刊ポスト2021年2月19日号

出雲で生まれ育った山崎瑞穂アナが地元の名湯を紹介

出雲で生まれ育った山崎瑞穂アナが地元の名湯を紹介

関連記事

トピックス

ブラジルを公式訪問している佳子さま(写真/アフロ)
佳子さま、外交関係樹立130周年のブラジルを公式訪問 子供たちと笑顔でハイタッチ、花柄のドレス姿も 
女性セブン
「寂しい見た目」の給食に批判が殺到(X /時事通信フォト)
《中国でもヤバい給食に批判殺到》ラー油かけご飯、唐揚げ1つ、「ご飯にたまご焼きだけ」と炎上した天津丼…日本・中国で相次ぐ貧相給食の背景にある“事情の違い”
NEWSポストセブン
来来亭・浜松幸店の店主が異物混入の詳細を明かした(右は来来亭公式Xより)
《“ウジ虫混入ラーメン”が物議の来来亭》店主が明かした“当日の対応”「店舗内の目視では、虫は確認できなかった」「すぐにラーメンと餃子を作り直して」
NEWSポストセブン
家出した中学生を自宅に住まわせ売春させたとして逮捕された三ノ輪勝容疑者(左はInstagramより)
《顔面タトゥーの男が中学生売春》「地元の警察でも有名だと…」自称暴力団・三ノ輪勝容疑者(33)の“意外な素顔”と近隣住民が耳にしていた「若い女性の声」
NEWSポストセブン
山本賢太アナウンサーのプロフィール。「人生は超回復」がモットー(フジテレビ公式HPより)
《後悔と恥ずかしさ》フジ山本賢太アナが過去のオンラインカジノ利用で謝罪 「うちにも”オンカジ”が…」戦々恐々とする人たち
NEWSポストセブン
親日路線を貫いた尹政権を「日本に擦り寄る屈辱外交」と断じていた李在明氏(時事通信フォト)
韓国・李在明新大統領は親中派「習近平氏の接近は時間の問題」、高まる“日本有事”リスク 日米韓による中国包囲網から韓国が抜ける最悪のケースも
週刊ポスト
田中真一さんと真美子さん(左/リコーブラックラムズ東京の公式サイトより、右/レッドウェーブ公式サイトより)
《真美子さんとの約束》大谷翔平の義兄がラグビーチームを退団していた! 過去に大怪我も現役続行にこだわる「妹との共通点」
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《「来来亭」の“ウジムシ混入ラーメン”動画が物議》本部が「他の客のラーメンへの混入」に公式回答「(動画の)お客様以外からのお問い合わせはございません」
NEWSポストセブン
金スマ放送終了に伴いひとり農業生活も引退へ(常陸大宮市のX、TBS公式サイトより)
《金スマ『ひとり農業』ロケ地が耕作放棄地に…》名物ディレクター・ヘルムート氏が畑の所有者に「農地はお返しします」
NEWSポストセブン
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン