昨年から相次ぎ報じられている芸能人の独立・移籍のニュース。かつては、事務所を辞めることはマイナスイメージが強かったが、SNSが発達し、個人が自由に活動を発信できる場が整ってきた昨今、むしろポジティブでアグレッシブなイメージに変わりつつあるようだ。昨年以降、独立・移籍を発表した芸能人の近況、そして彼らのプライベートにも迫る。
昨年末、所属事務所からの独立を発表した女優の前田敦子(29才)。新たな道を歩み始めた矢先、夫で俳優の勝地涼(34才)と離婚協議に入ったことも報じられ、何かと世間を賑わせている。1月1日には個人事務所「Office MAEDA ATSUKO」設立を発表し、オフィシャルサイトをオープンしたり、次の仕事に向けて髪をばっさり切るなど、精力的に活動を開始している様子だ。
独立発表後、挨拶のため前事務所を訪れた前田の姿をキャッチ。ベージュのコートに身を包み、全体的に柔らかな印象だが、髪を短くカットしたからか、顔つきからはどこか強い意志も感じる。それもそのはず。彼女の独立の背景には、ある女優の存在があったようなのだ。
芸能関係者によると、2018年に所属事務所を独立し、フリーで活躍する満島ひかり(35才)の窓口になっているAさんに、独立後のサポートを相談しているという。Aさんは以前、戸田恵梨香(32才)のマネジメントも担当しており、その働きが高く評価されていた人。満島は、アイドルグループ『Folder5』のメンバーとして活躍し、その後女優に転身、フリーになったという経緯がある。前田は自分と似たキャリアを邁進する満島を手本にしたのだろう。
ママとして、女優として、新たな道を突き進む彼女の活躍から目が離せない。
新年早々、突如所属事務所を移籍した女優の森七菜(19才)。1月14日夜、前事務所の公式ホームページや公式インスタグラムから森の名前が突然削除され、さまざまな憶測が飛び交った。翌15日に大手芸能事務所ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)への移籍が報じられ、24日にSMAが森との業務提携を正式発表して決着したものの、“移籍騒動”として、しばらくの間世間を賑わせることとなった。
1月下旬、映画『ライアー×ライアー』の完成報告イベントの帰り道、少し疲れた表情の森を目撃。あるテレビ局のドラマ制作関係者は、「森さんは才能豊かで、以前から将来性ナンバーワンと評判の逸材」と話す。今回の事務所移籍を巡り、多くの事務所の争奪戦があったことは想像に難くない。新しい所属事務所で心機一転、仕事に専念してほしいものだ。