ライフ

実際にあった女性社員が唖然とする失言 場違いなウケ狙いで反感も

口にしてからではもう遅い(イラスト/友利琢也)

口にしてからではもう遅い(イラスト/友利琢也)

 森喜朗氏の問題発言はJOC(日本オリンピック委員会)の臨時評議員会で飛び出した。その場で笑いが起こったことも批判の対象になったが、世間一般に当てはめると、会合などで場違いなウケ狙いをして、反感を買うケースも少なくない。

 衣料品販売会社に勤める女性Aさん(28)が語る。

「会社のゴルフコンペの表彰式で、ある部長が締めの挨拶に立ち、『本日はおつかれ様でした。今日はここでお開きですが、夜の19番ホールは各自、思い思いにお楽しみください』と言ったときは、あ然としました。ところが周囲にいた男性の部下たちは“イヒヒヒ”と……。こわばった表情の私たち女性社員をよそに、“ウケた”とご満悦な表情を浮かべていた部長の姿が、本当に気持ち悪かった。小さな会社の内輪のコンペとはいえ、女性も同席しているのに」

 被害者は女性だけとは限らない。若手男性社員からブーイングの声が上がったのは、年配の人から口癖のように発せられる「オレの若い頃は……」だ。機械部品販売会社に勤務するB氏(25)がこう嘆息する。

「コロナが流行する前、会社の上司からよく飲みに誘われたんです。予定があるので断わると『オレの若い頃なら、何があってもお供したよ』と言われるし、『付き合いも今日までだな』なんて冗談まじりに脅されることもある。父親くらいの年齢の目上の人だから謝るしかないんですけど、心の中では“変わるべきはそっちだよ”とツッコミを入れています」

※週刊ポスト2021年2月26日・3月5日号

関連記事

トピックス

“激太り”していた水原一平被告(AFLO/backgrid)
《またしても出頭延期》水原一平被告、気になる“妻の居場所”  昨年8月には“まさかのツーショット”も…「子どもを持ち、小さな式を挙げたい」吐露していた思い
NEWSポストセブン
露出を増やしつつある沢尻エリカ(時事通信フォト)
《過激な作品において魅力的な存在》沢尻エリカ、“半裸写真”公開で見えた映像作品復帰への道筋
週刊ポスト
初めて万博を視察された愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
《万博ご視察ファッション》愛子さま、雅子さまの“万博コーデ”を思わせるブルーグレーのパンツスタイル
NEWSポストセブン
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
尹錫悦前大統領(左)の夫人・金建希氏に贈賄疑惑(時事通信フォト)
旧統一教会幹部が韓国前大統領夫人に“高級ダイヤ贈賄”疑惑 教会が推進するカンボジア事業への支援が目的か 注目される韓国政界と教会との蜜月
週刊ポスト
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン