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2021.02.17 19:00
週刊ポスト
世界的写真家・白川義員氏が撮る「天地創造」の美しき世界
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中国とパキスタンの国境線上にあり、撮影許可を得るのが最も困難といわれるK2を空撮した1枚
イグアスの滝(ブラジル、アルゼンチン)。最上流の落下口「悪魔の喉笛」の全景を捉えるために、ヘリコプターから撮影。画面中央の白い霧の中の小さな点は、滝の裏側に巣を作る鳥の姿
ザ・ウェーブ(アメリカ)。2003年に発見された絶景を、80歳の誕生日に撮影。灼熱の砂漠で体力が奪われ、死ぬのではないかと思いながら現地に到達したという
グランド・キャニオンN.M.(アメリカ)。グランド・キャニオン国定公園最大のカナブ・クリークを空撮。このあたりは一切道路がないため、8日間で朝夕16回ヘリをチャーターした
桜島夜明けの噴火(日本)。火を噴く南岳。火花を写すため、夜に撮影。噴火口が見える駐車場に停めた車の前に三脚を立て、噴石に備え、延長コードをつけたシャッターを車内で切った
夕陽のスケルトン氷河(南極)。南極大陸一周に成功した際に撮影。南極点の下に広がるロス棚氷、その右下隅にあるスケルトン氷河が夕陽を浴びて色鮮やかになった瞬間を捉えた1枚
モニュメント・ヴァレ(アメリカ)。地上に延びる岩峰の影がなくなる日没直前に撮影。長年の朝夕の風景撮影の経験を生かし、太陽光による赤い色としては最高かつ限界の赤を写し取った
白川義員(しらかわ・よしかず)/1935年愛媛県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒
“地球再発見による人間性回復へ”シリーズの完結編『天地創造』(本体9万円+税、小学館)が好評発売中