図らずも話題に上った本人からすれば、「ついに気づかれたか!」と思っているのかもしれない。爆笑問題がMCを務めるラジオ番組『JUNK爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)の2月2日の放送で、太田光(55才)とハライチ・澤部佑(34才)が、こんなトークを繰り広げていた。
《「今でしょ!」って言わなくなったな》(太田)
《もう言わないでしょ、「今でしょ!」は、頑なに、ぼくらが振っても「今でしょ!」は絶対に言ってくれないですからね》(澤部)
もうおわかりだと思うが、話題の主は、あの有名進学予備校・東進ハイスクールの人気講師・林修先生(55才)である。2013年、東進ハイスクールのCMで《いつやるか? 今でしょ!》と言い放つ授業の様子が話題となり、同年の流行語大賞を獲得。現在も『林修の今でしょ!講座』(テレビ朝日系)、『林先生の初耳学』(TBS系)、『林修のニッポンドリル』(フジテレビ系)と、3本の冠番組を持つ超売れっ子だ。
「澤部さんは『初耳学』の立ち上げ当初からのレギュラー。ゆえに、明らかな変化に気づいたのでしょう」(芸能関係者)
自身の番組タイトルにも使われている決めゼリフなのに、本当に林先生は《今でしょ!》をNGにしているのか。真相を確認すべく、女性セブンが過去の番組を遡ってみた。すると少なくともこの2か月は、ポーズを決めて《今でしょ!》と一度も言っていなかった。この謎について予備校関係者が、背景を語る。
「ここ数年、東進では所属講師の不祥事が続発しています。今年1月にも英語科講師が、元教え子で不倫関係にあった女性を妊娠、中絶させたと報じられたばかり。もしかしたら東進のイメージと自分を切り離したいのかもしれません」
もはや、東進の看板に頼らなくても、一流タレントの域。《今でしょ!》は、もう《過去でしょ!》と思っているのだろう。
※女性セブン2021年3月4日号