《年齢を重ねると口角が下がって、口が前に出てオラウータンみたいになって老けたなぁってなるんです 目元じゃなく口なんです!!》
インスタグラムでこんな悩みを吐露したのは、女優のMEGUMI(39才)だ。「鼻と口の間が伸びたように感じる」「ほうれい線が目立つ」など、口元は年齢とともに変化が表れやすい場所だ。高価な化粧品を試したり、エステに通ったりしても悩みが解消されず、悔しい思いをする人も多い。
しかし、MEGUMIは冒頭の投稿に続けて、《法令線が消えてきました》(原文ママ)と喜びを語る。彼女が実践したのは、歯科医でデンタル美顔プロデューサーの是枝伸子さんが提唱するメソッドだという。是枝さんはこう解説する。
「年と共に顔が長く見えるようになったり、ほうれい線が目立ってくるのは、表情筋や骨格筋がうまく使えなくなることで、あごの骨を支えきれなくなるからです。いま、『マスク美人』が増えていますよね。これは、人の印象は顔の下半分に大きく左右されるからです。表情筋のマッサージと簡単なトレーニングで顔の下半分を鍛えれば、効果的にほうれい線を薄く見えるようにすることができますよ」
まずは、顔の筋肉をしっかりとほぐすマッサージを行う。
「鍵になるのが、えくぼのできる位置にある『モダイオラス』という場所。ここは顔の下半分の筋肉が交わる鉄道のターミナル駅のような場所で、この一点を集中的にマッサージすることで、効率よく筋肉をほぐし、ほうれい線の解消につながります」(是枝さん)
次に頬の筋トレへ。
「人指し指の腹を目尻の下に当て、指を持ち上げるように頬を上げます。このとき、おでこや目尻には力を入れず、頬の力だけで指を動かすのがポイントです。頬の位置が上がることで口角が上がり、ほうれい線が薄くなるだけでなく、ふんわりとほほ笑んでいるような顔になれます」(是枝さん)
新型コロナが収束してマスクを外したとき、浦島太郎のように年を取らないよう、いまのうちにケアしておきたい。
◇マッサージのやり方
【1】左手の親指を口の中に入れ、右頬のモダイオラスを親指と人差し指で挟む。上下に揺らすようにして、30秒間振動を与える。反対側も同様に行う。
【2】人差し指の先を目尻の下に添え、添えた指を動かすように、頬を引き上げる。このとき、上下中央の歯8本が見えるように、上唇と口角を上げながら「あ~」と2声を出す。これを20回行う。
※女性セブン2021年3月4日号