国内

黒木メイサや吉岡里帆も 有名人のInstagramアカウント乗っ取りが続発する背景

Instagram乗っ取りの被害にあった黒木メイサ(時事通信フォト)

Instagram乗っ取りの被害にあった黒木メイサ(時事通信フォト)

 フォローしていた女優の吉岡里帆のInstagramアカウントがライブを始めたと通知してきたので見に行ったら、エキゾチックな顔立ちのおじさんが、よく分からない言葉で楽しそうに喋っていた。そんなネット事件に代表されるようなアカウント乗っ取り被害が、芸能人を始め多くの人たちで起きている。なぜ乗っ取り被害が続き、防ぐためにはどうすればいいのか。InstagramなどのSNSの最新事情に詳しいITジャーナリストの高橋暁子さんが、Instagram乗っ取り被害の実態と対策について解説する。

 * * *
 2月、女優の黒木メイサさんのInstagramアカウントが乗っ取られた。乗っ取り犯は、短時間の動画や写真を気軽にシェアでき24時間で自動的に消えることで人気の投稿機能ストーリーズを更新、「contact this number if you are an account holder(アカウントの持ち主はこの番号に連絡しろ)」とオランダの電話番号らしき数字を掲載するなどしていた。

 メイサさんはその日のうちにアカウントを取り返し、「とりあえず復活。色々と教えて頂きありがとう」と投稿。しかし、過去の投稿のいくつかは消えてしまっている模様だ。

 有名人のInstagramアカウント乗っ取りは、これだけではない。Instagramでは、自分で何かを発信するよりも、好きな芸能人やドラマや映画などのアカウントをフォローして楽しんでいる30代女性は、フォローするアカウント乗っ取りを見かけた経験を語る。

「翔太くんのアカウントで久しぶりに新しい投稿があって、『え、ドラマの続編?』と期待した。でも、ついていたコメントが『伝説自身と』とおかしかったし、もしかしてやばいのかなと気がついた。でも大好きなドラマだったし、写真だけなら疑いもしていなかったと思う」

 1月に、ドラマ『あなたの番です』の田中圭さん演じる手塚翔太名義のInstagramアカウントで、過去投稿が削除された上、共演していた横浜流星さんとのツーショット写真やストーリーズなどが更新された。これも、翔太アカウントが乗っ取り被害にあっていたこと、アカウント削除を依頼していることなどが公式アカントにより明らかにされている。

 同じ1月には、女優の吉岡里帆さんのInstagramアカウントがトルコ人に乗っ取られた。乗っ取った人物がインスタライブをしたり、写真を投稿するなどの謎の更新が続いていた。こちらも、マネージャーの尽力によりアカウントは取り戻されたようだが、投稿済みのストーリーズが消えてしまったようだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン