ライフ

家事も手伝わず小言ばかりの夫に「揚げ足取り作戦」で新常識叩き込む

揚げ足を取ってしまう作戦とは

揚げ足を取ってしまう作戦とは

 人々の生活様式を一変させることとなった新型コロナウイルス。多くの人が外出を自粛するようになり、自宅で家族との交流を深める機会が増えた。その結果、家族の絆が深まることもあるだろうが、中には関係が悪化するというケースも多い。

 特に夫婦間で問題になりやすいのが、“モラハラ”だ。リモートワークが増え、自宅で共有する時間が増えると、それまではあまり気づかなかった相手の嫌なところが目に付き、気づいたらネチネチと小言をいっていた──そんな人も少なくない。

 48才会社員の女性Aさんは、コロナ禍で夫からの“小言”が増え、大きなストレスになっているという。そんな夫にどう対処したのか、Aさんが明かす。

 * * *
 うちの夫(52才)は、家はきれいなのが当たり前、帰宅したら栄養バランスが整った彩り豊かな食事が出てきて当然だと思って生きてきた人なんです。

 つまり、義母がそれだけきっちり家事をこなす人だったのですが、専業主婦の義母と違い、私は正社員としてフルタイムで働いています。どうしても、手が届かない部分が出てきてしまい、夫からはしょっちゅう、「なんか家がほこりっぽい」「このお肉、焼きすぎじゃない?」などと、小言を言われる始末。もちろん夫は家事育児は一切手伝いません。そういうものだと思っているのです。

「私もがんばっているんだから、そんなこと言わないで」とお願いしても、夫に悪気はないので、私の気持ちは通じません。

 特にこのコロナ禍で、四六時中家にいるようになった夫は、家の隅々までチェックしては小言を言うように。これがすごいストレス……。

 そこで私が考えたのは、「揚げ足取り作戦」。

「おかずが茶色だらけだな。食事は彩りが大切だろ」と言われたら、翌日の夕飯は、ミックスベジタブルと赤ウインナー、緑のわさびをたっぷり入れたちくわに、インスタントの紫いもポタージュを用意。味を二の次にし、夫がお望みの極彩色の食卓にしてあげました。

 一方、私と子供たちは、から揚げ、肉じゃがなど、夫が批判した“茶色だらけのおかず”。すると、「そっちがいいな」と言う夫。

 待ってましたとばかりに、「茶色だらけのおかずは嫌でしょ?」と言い返してやりました。

 その後も、「風呂場の汚れが目立つな」と言われれば、入浴中だろうとかまわず照明を消し、「汚れが目立たなくていいでしょ」などと言い返す。すると次第に、夫の小言も少なくなり、私に何か言う前に、自分で掃除をしてくれるようになりました。そこでいまは、作戦変更。「家事を手伝ってくれたらほめちぎる」作戦を実施中。家事は夫婦で協力するのが当たり前、という新たな常識を夫にインプット中です。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2021年3月18日号

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン