芸能

大倉忠義『知ってるワイフ』は人間臭さを落とし込むチャレンジの作品

大蔵が語った

関ジャニ・大倉が『知ってるワイフ』について語った

 関ジャニ∞の大倉忠義は主演を務めるドラマ『知ってるワイフ』(毎週木曜22時~、フジテレビ系)は、いよいよクライマックス。タイムスリップして人生をやり直した大倉演じる元春に、どんな未来が待ち受けるのか──。大倉が元春という役柄に対する思いを明かす。

 * * *
 最初にこのお話をいただいたときには、主人公の元春がタイムスリップするという設定はファンタジーなんだけど、リアルに感じてもらって入り込んで見てもらえるのか、それが自分の中でやりがいになるだろうと思いました。どこまでリアルにできるかが自分の中の課題としてあった。さらに自分がこのドラマを届けるなら、エンターテインメント作品ではあるけどメッセージ性があるものにしたいですね……ということは、最初からプロデューサーさんに話していました。

 自分自身、ドラマ、映画、音楽といった娯楽作品から、“いまを大切にしなくては”と考えさせられたり、心を動かされたりしますから。自分が出ている作品も、同じように心を動かすようなものになったらいいなということは、いつも思っているんです。

 映像の中の人物ってよく描かれがちだけど、きれいなところだけじゃない“人間臭い部分”をストーリーに落とし込むことにチャレンジできた作品だと思っています。

 元春は非常に評判悪いですけど、ぼくにとっては有難いこと(笑い)。元春についてはね、いっぱい考えたんですよ。このドラマの原作となっている韓国版があって、それを見たときには主人公の男性に対して、“お前が悪いんだぞ! すべてのきっかけはあなただよ”と思いながら見ていたんですよ。

 だけど、自分の行動を振り返ってもそうですけど、人って意外とわかっているはずなのに、どうしてこんな行動をしてしまったんだろう…みたいな思ってもいないような行動をとってしまうことってあるし。それが人間らしさでもあると思うんですよね。正義だけじゃ生きていけないような気がするし。最後まで見ていただいて、元春が経験した2つの家庭での“もがき”から、皆さんも何かを感じて、自分の生活の中に落とし込んでもらえるんじゃないかなと思います。

※女性セブン2021年3月18日号

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