ライフ

トンカツ、かつおのタタキ…『深夜食堂』創作こぼれ話 安倍夜郎氏vs左古文男氏対談

生姜焼きと大ぶりのとりからが合い盛りされたテッパンメニュー(『スタミナ深夜食堂』より「A定食」 野方食堂)

生姜焼きと大ぶりのとりからが合い盛りされたテッパンメニュー(『スタミナ深夜食堂』より「A定食」 野方食堂)

 1年半ぶりに新刊が出た人気コミック『深夜食堂』(安倍夜郎著/ビッグコミックオリジナルで連載中)が話題になっている。かつおのタタキ、生姜焼き+唐揚げの「A定食」、ビフテキにトンテキ……同シリーズに登場する“元気が出る”料理の数々は、実は栄養価の高いスタミナ飯でもある。そこで、本編でもお馴染みの名店などを、実食レポートとカラー写真で紹介する滋養強壮グルメガイド『スタミナ深夜食堂』(左古文男と共著)の著者二人が、中高年の“元気の源”となるスタミナ飯の遍歴を語り合った。

お年寄りもけっこう肉を食べている

左古:『深夜食堂』のストーリーには知り合いのエピソードがヒントになったものもあるかもしれませんけど、そうそうネタになるような面白い話って転がってはないですよね。毎回苦労されてると思いますけど、ストーリーはどのように考えているんですか。

安倍:近所の駅前のビルにある「とんかつ和幸」に、平日の昼間行くとお年寄りばかりなんです。年寄りって、けっこう肉食うんだなと思って、それが漫画のネタになったりします。

『深夜食堂』17集 第239夜「A定食」より

『深夜食堂』17集 第239夜「A定食」より

左古:トンカツ好きの老人の話が浮かぶわけですか?

安倍:トンカツは以前描いたので、そのときはビフカツにしました。駅ビルにある「つばめグリル」でも、足元も覚束ないお婆さんが一人でハンブルグステーキ食べてたりしますからね。

左古:確か「ビフカツ」の回は、74歳でアチラのほうも元気なバアさんコンビの話でしたね。長寿の人は肉好きが多いと聞きますけど、ほんとうみたいですね。

安倍:若者は濃い目の味付けの肉料理で白飯をガッツリ食べますが、老人は食も細いでしょうから、量というよりも質がいい肉を楽しんで食べている印象があります。

左古:ビフカツは手頃な価格で提供している店もありますが、たまに食べるんだったら、奮発していい肉を味わいたいですね。

 

関連記事

トピックス

不倫報道のあった永野芽郁
《お泊まり報道の現場》永野芽郁が共演男性2人を招いた「4億円マンション」と田中圭とキム・ムジョン「来訪時にいた母親」との時間
NEWSポストセブン
父親として愛する家族のために奮闘した大谷翔平(写真/Getty Images)
【出産休暇「わずか2日」のメジャー流計画出産】大谷翔平、育児や産後の生活は“義母頼み”となるジレンマ 長女の足の写真公開に「彼は変わった」と驚きの声
女性セブン
不倫を報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁との手繋ぎツーショットが話題》田中圭の「酒癖」に心配の声、二日酔いで現場入り…会員制バーで芸能人とディープキス騒動の過去
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された愛子さま(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会で初着物》愛子さま、母・雅子さまの園遊会デビュー時を思わせる水色の着物姿で可憐な着こなしを披露
NEWSポストセブン
田中圭と15歳年下の永野芽郁が“手つなぎ&お泊まり”報道がSNSで大きな話題に
《不倫報道・2人の距離感》永野芽郁、田中圭は「寝癖がヒドい」…語っていた意味深長な“毎朝のやりとり” 初共演時の親密さに再び注目集まる
NEWSポストセブン
春の園遊会に参加された天皇皇后両陛下(2025年4月、東京・港区。撮影/JMPA)
《春の園遊会ファッション》皇后雅子さま、選択率高めのイエロー系の着物をワントーンで着こなし落ち着いた雰囲気に 
NEWSポストセブン
週刊ポストに初登場した古畑奈和
【インタビュー】朝ドラ女優・古畑奈和が魅せた“大人すぎるグラビア”の舞台裏「きゅうりは生でいっちゃいます」
NEWSポストセブン
現在はアメリカで生活する元皇族の小室眞子さん(時事通信フォト)
《ゆったりすぎコートで話題》小室眞子さんに「マタニティコーデ?」との声 アメリカでの出産事情と“かかるお金”、そして“産後ケア”は…
NEWSポストセブン
逮捕された元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告(過去の公式サイトより)
「同僚に薬物混入」で逮捕・起訴された琉球放送の元女性アナウンサー、公式ブログで綴っていた“ポエム”の内容
週刊ポスト
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン