芸能

俳優として躍進したドランクドラゴン・塚地武雅 演技力も高評価

演技力を発揮(時事通信フォト)

演技力を発揮(時事通信フォト)

 NHK連続テレビ小説『おちょやん』で、“伝説の漫才師”を演じるお笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雄に注目が集まっている。キングコングやロバートらと出演していた人気バラエティ番組『はねるのトびら』(フジテレビ系)が2012年で終了して以降、テレビ出演の機会が減ったように見える塚地だが、実際には芸人兼俳優として盤石な地位を築いている。

 お笑い芸人の鈴木拓を相方に、1996年にドランクドラゴンを結成した塚地。コンビとしては1999年からスタートした若手芸人の登竜門として知られる『爆笑オンエアバトル』(NHK)で頭角をあらわすと、番組初期の常連芸人として注目を集めるようになっていった。

 転機となったのは同時期の2000年に出演した深夜のバラエティ番組『新しい波8』(フジテレビ系)だった。同番組での活躍が認められると、前述のキングコング、ロバート、そして北陽、インパルスら他の出演者とともに2001年4月から後続番組『はねるのトびら』でレギュラーの座を獲得したのである。

『はねるのトびら』は中高生を中心に話題を呼び、2005年にはゴールデンタイムへと進出。20%前後の高視聴率を安定して獲得するものの、2010年頃になると番組内容のマンネリ化もあり人気が低迷。2012年9月には10年以上の歴史に幕を閉じることになった。

 その後、バラエティ番組『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』(NHK)で新たなレギュラーの座を獲得、2014年からは冠番組『ドランクドラゴンのバカ売れ研究所!』(BS12 トゥエルビ)もスタートした。芸人・バラエティタレントとしての地位を確立したかのように思えるが、『はねるのトびら』のインパクトが強過ぎたせいだろうか、ネットの一部からは“消えた芸人”という心ない声が挙がることもあった。

 そうしたなか、塚地は俳優としてのキャリアも着々と積んでいた。『電車男』(2005年、フジテレビ系)や『ハンチョウ〜神南署安積班〜』(2009年〜2011年、TBS系)といった話題のテレビドラマに数多く出演するほか、『間宮兄弟』(2006年)や『ハンサム★スーツ』(2008年)など映画ではしばしば主要な役を務めてきたのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【国立大に通う“リケジョ”も逮捕】「薬物入りクリームを塗られ…」小西木菜容疑者(21)が告訴した“驚愕の性パーティー” 〈レーサム創業者・田中剛容疑者、奥本美穂容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
「2024年に最もドッキリにかけられたダマされ王」ランキングの王者となったお笑いコンビ「きしたかの」の高野正成さん
《『水ダウ』よりエグい》きしたかの・高野正成が明かす「本当にキレそうだったドッキリ」3000人視聴YouTube生配信で「携帯番号・自宅住所」がガチ流出、電話鳴り止まず
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
【20歳の女子大生を15時間300万円で…】男1人に美女が複数…「レーサム」元会長の“薬漬けパーティ”の実態 ラグジュアリーホテルに呼び出され「裸になれ」 〈田中剛、奥本美穂両容疑者に続き3人目逮捕〉
NEWSポストセブン
国技館
「溜席の着物美人」が相撲ブームで変わりゆく観戦風景をどう見るか語った 「贔屓力士の応援ではなく、勝った力士への拍手を」「相撲観戦には着物姿が一番相応しい」
NEWSポストセブン
(左から)「ガクヅケ」木田さんと「きしたかの」の高野正成さん
《後輩が楽屋泥棒の反響》『水ダウ』“2024年ダマされ王”に輝いたお笑いコンビきしたかの・高野正成が初めて明かした「好感度爆上げドッキリで涙」の意外な真相と代償
NEWSポストセブン
前田亜季と2歳年上の姉・前田愛
《日曜劇場『キャスター』出演》不惑を迎える“元チャイドル”前田亜季が姉・前田愛と「会う度にケンカ」の不仲だった過去
NEWSポストセブン
フィリピン人女性監督が描いた「日本人の孤独死」、主演はリリー・フランキー(©︎「Diamonds in the Sand」Film Partners)
なぜ「孤独死」は日本で起こるのか? フィリピン人女性監督が問いかける日本人的な「仕事中心の価値観」
NEWSポストセブン
timelesz加入後、爆発的な人気を誇る寺西拓人
「ミュージカルの王子様なのです」timelesz・寺西拓人の魅力とこれまでの歩み 山田美保子さんが“追い続けた12年”を振り返る
女性セブン
不倫報道の渦中にいる永野芽郁
《私が撮られてしまい…》永野芽郁がドラマ『キャスター』打ち上げで“自虐スピーチ”、自ら会場を和ませる一幕も【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
(SNSより)
「誰かが私を殺そうとしているかも…」SNS配信中に女性インフルエンサー撃たれる、性別を理由に殺害する“フェミサイド事件”か【メキシコ・ライバー殺害事件】
NEWSポストセブン
電撃引退を発表した西内まりや(時事通信)
電撃引退の西内まりや、直前の「地上波復帰CMオファー」も断っていた…「身内のトラブル」で身を引いた「強烈な覚悟」
NEWSポストセブン
女性2人組によるYouTubeチャンネル「びっちちゃん。」
《2人組YouTuber「びっちちゃん。」インタビュー》経験人数800人超え&100人超えでも“病まない”ワケ「依存心がないのって、たぶん自分のことが好きだから」
NEWSポストセブン