放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、話題の有名人に迫る。今回のテーマは、今年50才を迎える女性有名人たちです。
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再婚して幸せをつかんだ藤原紀香サン、千秋サン
人生100年時代といわれても、あまりピンときませんが、『女性セブン』でもおなじみの佐藤愛子さん(97才)や下重暁子さん(84才)をはじめ、瀬戸内寂聴さん(98才)、橋田壽賀子さん(95才)。さらには『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系)の“くじらママ”こと草笛光子サン(87才)の現役感を目の当たりにすると、私なんぞ、まだまだ“ひよっこ”なんだわと思ってしまう今日この頃です。
ということで“折り返し地点”の年齢もどんどん上がっていますよね。100才の折り返しといえば、今年50才の誕生日を迎える皆さん。調べてみたら、まず目がいっ(てしまっ)たのは丸川珠代さんでした。
橋本聖子さん(56才)が大臣の座を辞して東京五輪・パラ組織委員会の会長に就いたと同時に、五輪担当相に返り咲いた丸川さん。小池百合子東京都知事(68才)を含め、女性が揃ったということはとても喜ばしいことです。が、局アナとフリーという違いはあれど、同じ“報道キャスターあがり”ということで、小池さんとはキャラかぶりゆえの不仲……というウワサは根強くあります。
そうですか、今年50才ですか。まずはルックスからチェックさせていただきましょう。いちばんに感じるのは、スリムな体形をキープしていらっしゃるということ。そして、セルフメイクが当たり前の局アナ出身者ゆえ、ほかの女性議員に比べて、メイクのテクニックが格段に上でいらっしゃいます。髪形もイマドキであり、これも、昔の聖子ちゃんカットや、顔回りの毛を後ろにブローするサーファーカット、オオカミカットが大半の女性議員の中にあってはピカイチ。ツヤもあります。
ファッションについては、議員になりたての頃のトレードマークだった真っ赤なスーツからシックな装いに変わりました。最近はスカーフを巻いて、年齢が出てしまう首元をカバーすることも多い上級者でもあります。
丸川さんのもう1つの話題といえば、男女共同参画担当大臣であり、自身も“通称”という名の“旧姓”で活躍をされているにもかかわらず、選択的夫婦別姓に賛同していないこと。さらには賛同している地方議員に対し宛てた、慎重な検討を求める書状に名を連ねていたことで、社民党の福島瑞穂さん(65才)から追及されました。が、「大臣として個人の考えは述べることができない」を繰り返すばかり。“反対”は、個人の信念であり、男女共同参画担当相としての職務には影響しないとも述べていらっしゃいます。本当に“個人の信念”なのか、それとも、ご自分を引っ張ってくれた人のお考えにエンロール(影響)されてしまっているのか。もしも後者なのだとしたら、個人的に“がっかり感”は否めませんが、50才という節目の年に、いろいろな意味で再び注目を集めることとなった丸川さんの“引きの強さ”には感服いたします。