コロナ禍でストレスが多いこのご時世。大人はもちろん、子供たちも自由に遊ぶことができず。鬱憤をためている。そんななか、思わず強い言葉で子供を叱りつけてしまう親もいるだろう。しかし、そういった言葉が子供を傷つけてしまうのだ。
そこで、ついつい子供に言ってしまいがちな“不機嫌ワード”をどう変換すいればいいのか、具体例を紹介する。
参考資料/大場美鈴 著『楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』(あさ出版)
絶対NG! 呪いの声かけ
【よその子との比較は絶対にしないこと!】
Before「〇〇ちゃんは成績がよくてすごいわね。うちの子なんて……」
↓
After「〇〇ちゃんは勉強が楽しいのね」
相手の子をほめつつ、「うちの子なんて」と卑下する"忖度会話"を大人はしがちだが、親は謙遜のつもりでも、それを聞いた子供は落ち込んでしまう。『楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』の著者で“うちの子専門家”の大場美鈴が説明する。
「上手下手といった能力の比較ではなく、好き・楽しいなどの気持ちに目を向けた言い方へ変換するのがおすすめです」(大場さん・以下同)。
【「いい子」はほめ言葉にあらず!】
Before「お手伝いしてくれて、いい子ね」
↓
After「お手伝いしてくれて、ありがとう」
「いい子とは、“親にとって都合のいい子供”という意味。多用すると子供は、“親の言うことを聞くいい子でなければ愛してもらえない”と、自分の心を殺して頑張りすぎてしまいます。それよりも、取った行動に対して感謝し、失敗しても大丈夫、愛しているという姿勢を伝えましょう」