民放各局の4月改編で、“朝の新顔”バトルが激化しそうだ。日本テレビは『スッキリ』(月~金・朝8時)で、水卜麻美アナ(33)に代わり岩田絵里奈アナ(25)がサブMCで加入。同時間帯では、TBSが新番組『ラヴィット!』のMCに田村真子アナ(25)を、フジテレビでは同じく新番組『めざまし8』のMCに永島優美アナ(29)を起用した。
「この3人には共通項がある」というのは、女子アナに詳しい芸能ジャーナリストの三杉武氏だ。
「田村アナの父親は新型コロナ対応に奔走する現・厚労大臣の田村憲久氏で、永島アナの父親は元サッカー日本代表の永島昭浩氏。岩田アナの父親は神奈川県の有名病院の院長で、メディア出演も多い。
フジはもともとセレブ2世アナが多いのですが、最近は他局でも著名人の子息の採用、帯番組への抜擢が目立ちます。小さい頃からメディアが近い世界にあり、物怖じもしない。安定感があるので局としても起用しやすいのでしょう」
お嬢様アナがそろい踏みした朝8時。勝負の行方は──。
「視聴率トップはテレビ朝日(『モーニングショー』)で、それを日テレ、フジ、TBSの順で追っている。改編後すぐにこの構図が変わるとは思いませんが、注目はTBSの『ラヴィット!』。“ニュースは一切扱わない”と宣言しており、生活情報だけで構成する方針です。最近は新型コロナの影響で報道番組に疲れている視聴者も多く、田村アナがうまくハマれば“化ける”かもしれません」(同前)
“上級女子”の戦いが始まる。
※週刊ポスト2021年4月2日号