匿名ネット掲示板「2ちゃんねる」(現・5ちゃんねる)の開設者で、アメリカの「4chan」管理人でもある「ひろゆき」こと西村博之氏。最近は、ホリエモンこと堀江貴文氏から絶縁宣言をされたことでも話題を呼んでいる。
そんなひろゆき氏は、現在、フランス・パリ在住。『グッとラック!』(TBS系)や『ABEMA Prime』(AbemaTV)などにリモートでレギュラー出演するほか、自身のYouTubeチャンネルを開設するなど、メディアへの露出も増えている。こうしたことをきっかけに、「2ちゃんねる」を知らない若者の間でも知名度が上がってきているという。
現在、大阪の私立大学に通う学生・Aさんは2001年生まれの20歳。コロナ禍によりYouTubeを視聴する機会が増え、ひろゆき氏の存在を知ったと語る。
「それまで、2ちゃんねる(5ちゃんねる)も含め匿名掲示板を見たことがなかった。ひろゆきさんを知ったきっかけは、去年、YouTubeのおすすめ動画にアップされていた動画でした。ひろゆきさん本人ではなく、別の人が発言を切り抜いて作った動画だったと思います。そこから、興味を持ってネットでひろゆきさんのことを調べました」(Aさん)
Aさんは調べるうちに興味が湧き、ネット掲示板というものについても、徐々に理解していったという。
「掲示板って僕らの周りで使う人がいないので、こんな場所があるんだなと思いました。見てみると、闇が深いと思いましたね。その反面、これを作ったひろゆきさんってすごい人なんだという印象を強く持ちました。
そこから、本人のチャンネルにアップされた、ビール片手に視聴者の質問に答えていく動画を見始めるようになりました。2時間ほどの長時間動画をアップしてくれるので、暇つぶしに見るのに最適なんです。
スパチャ(※「スーパーチャット」というYouTubeの投げ銭機能)を使って、お金を払ってでもひろゆきさんにアドバイスをもらいたい、という人がたくさんいる。僕と同じような学生からのスパチャも多く、進路相談などの相談にも忖度せず、厳しくも本音で返答してくれるところが魅力です。感情論ではなくロジカルに返してくれることが、逆に癒しになっているのかもしれません」(Aさん)