綾瀬はるか(35才)主演のTBS日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』の最終回が3月21日に放送され、ツイッターで「#天国と地獄」が世界トレンド1位なるなど、大きな話題となった。
綾瀬演じる刑事の望月彩子と、高橋一生演じる殺人事件の容疑者・日高陽斗の魂が入れ替わるという本作。綾瀬は、見た目は女性の刑事で、中身は男性という難しい役を好演した。
公開中の映画『奥様は、取り扱い注意』では特殊工作員、日本テレビ系ドラマ『義母と娘のブルース』では無表情な義母、日本テレビ系ドラマ『ホタルノヒカリ』では“干物女”と、幅広い役を演じて“新しい顔”を見せるとともに、ヒットを生み出し続けている綾瀬。今回の『天国と地獄 ~サイコな2人~』もまた、その魅力を存分に発揮する作品となった。そんな綾瀬の“演技の幅”について、エンタメ事情に詳しいライターの大塚ナギサ氏はこう分析する。
「綾瀬さんは、かなり入念に準備をしてから撮影の臨むと言われています。アクションをやるにしても、しっかりトレーニングを積んでいて、とにかく真摯に演技に取りくんでいます。その結果、どんな役でも見事に演じきり、それが揺るぎない実績となっている。だからこそ、ちょっと難しそうな役であっても“綾瀬さんなら大丈夫”となって、オファーが絶えないのでしょう」
撮影前のトレーニングの成果なのかどうかは不明だが、『天国と地獄 ~サイコな2人~』での走るシーンでの“フォーム”は美しすぎると、ネット上で話題にもなった。
「高校時代な陸上部で、運動神経もとてもいい。だからこそ、アクションもできるし、いろいろな役を演じられるのでしょうね」(テレビ局関係者)
一方、綾瀬と同じホリプロの所属の石原さとみについては、“似たような役柄が多い”と言われることもある。
「たしかに石原さんは、変化球的な設定の役よりも、本人のキャラクターに近い役柄が多いですね。つまり“正統派”と言えます」(前出・テレビ局関係者)
同じ事務所で同世代の綾瀬と石原は、どうして女優としての方向性が異なったのだろうか。