「愛ちゃんには離婚のほかに選択肢があるのですか」「彼女は台湾に戻る予定があるのか」「孫たちを連れて日本に戻り、一緒に暮らす計画はあるのですか」──空港に声が響き渡る。記者は矢継ぎ早に質問を繰り出しながら、車椅子に乗る小柄な高齢女性にマイクを向ける。迫り来る記者から逃れるようにしてうつむき、指で小さくバツマークをつくるのは、福原愛(32才)の母・千代さん(70才)だ。
「愛ちゃんのお母さんは、明らかに元気がありませんでした。腰の痛みも深刻なようでしたが、さらに手の震えも止まらないようで、ずいぶん体調が悪いように見えました」(台湾在住の現地ジャーナリスト)
3月20日、千代さんは日本へ向け、福原の夫の江宏傑(32才)と2人の子供たち、江の姉らに見送られながら台湾を発った。江がインスタグラムを更新したのはその直後のことだ。
《出発前にたくさん話をしましたが、それでも別れなければなりません。あなたが故郷に戻ると聞いて、より複雑な気持ちになりましたが、あなたが安全で健康に、台湾にいたときと同じように楽しく幸せでありますように》
千代さんは異国・台湾で、娘の報道をどのように受け止めていたのだろうか。
「泣き虫愛ちゃん」は母にまったく相談していなかった
福原の不倫疑惑と江によるモラハラ疑惑は同時に俎上に載った。3月初旬、福原が台湾に夫と2人の幼い子供、そして母親を残したまま、有名企業に勤める男性と横浜でドライブデートをし、ホテル・自宅での連泊を『女性セブン』(3月18日号)がスクープしたのはご存じの通り。さらに同日発売の『週刊文春』が、江のモラハラを明らかにし、今年1月から夫婦が離婚協議中であることを明らかにした。
福原は男性を《精神的にあまり安定していない私を、サポートしてくれる仲》と説明し、不倫を否定。3月20日には所属事務所を通じて『母親の帰国について』と題したコメントを発表した。そこには、介護が必要だという母親が日本へ帰国する旨が綴られていた。
「愛ちゃんのお母さんは江さんの実家で生活し、面倒を見てもらっていましたが、さすがにいられる状況ではなくなったのでしょう。結局、お母さんが日本に帰ることになりました」(福原をよく知る知人)
千代さんにとって、娘の不倫、モラハラ騒動は寝耳に水だったという。
「一緒に暮らしていながら、娘に“サポートしてくれる男性”がいること、それから愛ちゃんがモラハラを受けていたことなどは初耳だったようで、驚いていた。知人に何を聞かれても『わからない』を繰り返していたといいます。でもそれは事実。彼女は本当に何も聞かされていなかったのですから」(前出・ジャーナリスト)