ライフ

吉田愛梨アナが地元・山形の蔵王温泉を紹介「旅の〆は夜空を見上げて」

吉田愛梨アナが、名湯・蔵王温泉の魅力を語る

吉田愛梨アナが、名湯・蔵王温泉の魅力を語る

 新幹線でのアクセスも良い山形は、首都圏からもすぐ。この春の旅行をするには最適な場所のひとつだ。山形県出身で、『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!』(文化放送)に出演中の吉田愛梨さんが、名湯・蔵王温泉を紹介する。

 * * *
 山形はぐるりと山に囲まれた盆地。目にやさしい、心癒される自然の風景が自慢です。中でも蔵王は迫力満点の樹氷で知られる他にも、草花や森林浴、バードウォッチングなど四季を通じて異なる自然の魅力を発見できます。

 そして蔵王といえば温泉。古くから傷の癒し場としても親しまれた、肌の生まれ変わりを促すとされる強酸性硫黄泉です。蔵王一の強酸性泉は、1716年創業の老舗旅館『深山荘 高見屋』の「長寿の湯」。宿には3つの源泉があって湯巡りもでき、小川の流れが耳に心地いい「せせらぎの湯」は酸性度が低めでまろやか。刺激も穏やかで、手足を浸しているだけでも肌がつるつるになります。

 どんどん焼きは“これぞ山形のおやつ!”というご当地グルメ。大正時代に流行った、溶いた小麦粉を焼いた一銭洋食が山形へ伝わり、箸に巻くスタイルが生まれたと言われています。店によって個性があり、『おやつ屋さん』の生地はとびきりふわふわでもちもち。食べ応えもあって頬張れば幸せな気持ちに包まれます。チーズがとろけるソース味の「チーズどんどん」か、甘辛いしょうゆ味の「どんどん焼き」か、どれにしようかいつも迷います。

 鼠ヶ関沖ののどぐろなどその日に獲れた日本海の新鮮な魚が味わえる『味の店スズラン』は実は私の祖父母のお店。伯父が板場に立ち、山形牛や山形の旬の食材を活かした一品料理や芋煮汁など郷土料理が揃っています。

 芋煮汁は地域で味が違い、スズランは山形市周辺で親しまれる牛肉と里芋のしょうゆ味。山形では芋煮会といって河原で芋煮を楽しむ文化があり、〆は残り汁で作るカレーうどんで決まり。お店でも裏メニューで注文できます。旅の〆には夜空を見上げて、山形の満天の星空を想い出の1ページに刻んでください!

【プロフィール】
吉田愛梨(よしだ・あいり)/山形県出身。NHK山形放送局、とちぎテレビを経て、現在は『斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!』(文化放送)に出演中

撮影/小松潤 取材・文/渡部美也

※週刊ポスト2021年4月2日号

関連記事

トピックス

2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(時事通信フォト)
《「心神喪失」の可能性》ファストフード中学生2人殺傷 容疑者は“野に放たれる”のか もし不起訴でも「医療観察精度の対象、入院したら18か月が標準」 弁護士が解説する“その後”
NEWSポストセブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと住所・職業不詳の谷内寛幸容疑(右・時事通信フォト)
〈15歳・女子高生刺殺〉24歳容疑者の生い立ち「実家で大きめのボヤ騒ぎが起きて…」「亡くなった母親を見舞う姿も見ていない」一家バラバラで「孤独な少年時代」 
NEWSポストセブン
6月にブラジルを訪問する予定の佳子さま(2025年3月、東京・千代田区。撮影/JMPA) 
佳子さま、6月のブラジル訪問で異例の「メイド募集」 現地領事館が短期採用の臨時職員を募集、“佳子さまのための増員”か 
女性セブン
〈トイレがわかりにくい〉という不満が噴出されていることがわかった(読者提供)
《大阪・関西万博》「おせーよ、誰もいねーのかよ!」「『ピーピー』音が鳴っていて…」“トイレわかりにくいトラブル”を実体験した来場者が告白【トラブル写真】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《広末涼子が釈放》「グシャグシャジープの持ち主」だった“自称マネージャー”の意向は? 「処罰は望んでいなんじゃないか」との指摘も 「骨折して重傷」の現在
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
19年ぶりに春のセンバツを優勝した横浜高校
【スーパー中学生たちの「スカウト合戦」最前線】今春センバツを制した横浜と出場を逃した大阪桐蔭の差はどこにあったのか
週刊ポスト
「複数の刺し傷があった」被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバムと、手柄さんが見つかった自宅マンション
「ダンスをやっていて活発な人気者」「男の子にも好かれていたんじゃないかな」手柄玲奈さん(15)刺殺で同級生が涙の証言【さいたま市・女子高生刺殺】
NEWSポストセブン
山口組も大谷のプレーに関心を寄せているようだ(司組長の写真は時事通信)
〈山口組が大谷翔平を「日本人の誇り」と称賛〉機関紙で見せた司忍組長の「銀色着物姿」 83歳のお祝いに届いた大量の胡蝶蘭
NEWSポストセブン
20年ぶりの万博で”桜”のリンクコーデを披露された天皇皇后両陛下(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA) 
皇后雅子さまが大阪・関西万博の開幕日にご登場 20年ぶりの万博で見せられた晴れやかな笑顔と”桜”のリンクコーデ
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
《実兄が夜空の下で独白》騒動後に中居正広氏が送った“2言だけのメール文面”と、性暴力が認定された弟への“揺るぎない信頼”「趣味が合うんだよね、ヤンキーに憧れた世代だから」
NEWSポストセブン