「脱毛時代?」──朝日新聞夕刊の一面にでかでかと載ったその記事には、若者の間で「ケアしないのは恥」といわれるまで、脱毛が当たり前のマナーとなっていることや、それが高齢者にも広がっている現状がレポートされていた(1月15日付)。
薄着の季節を迎えるいま、本誌・女性セブン読者を対象に脱毛に関するアンケート(※全国の20~80代の男女1880人が回答、実施期間2021年3月3~9日)を実施。「脱毛をしたことがありますか?」という質問には76%が「はい」と回答した。
アンダーヘアの脱毛率は眉より高い!
さらに、「どの部分を脱毛している?」(複数回答可)という項目には、1位が「わき」で72%、2位が「すね」で39%、3位が「腕」で32%、4位が「アンダーヘア」で29%、5位が「眉」で25%だった。
アンケートによると、多くの読者が脱毛する部位は「わき」「すね」「腕」の“人に見られる部分”だ。しかし、注目したいのは、29%の人が「アンダーヘア」の処理をしている点。人に見られることはまずない部分にもかかわらず、眉の処理以上に気をつけている人が多いことがわかった。
とはいえ約3割と、まだまだ少数派ではある。世間的にもアンダーヘアを脱毛する人は増えているのだろうか。
「私のクリニックでアンダーヘア(VIOライン)をセットでレーザー脱毛する40代以上の女性は2017年と2020年で比較して6倍以上増えています。30代未満の女性の半数近くが“ハイジニーナ”(アンダーヘアをすべて無毛にした状態)希望です」
とは、美容皮膚科医の慶田朋子さんだ。
これまでは水着のラインに合わせてVラインだけを処理するか、あるいは女性器まわりのIラインだけ、肛門まわりのОラインだけと、パーツ別に処理するのが主流だったが、最近は、将来の介護を見据えてか、若い世代の潮流に押されてか、V・I・Oすべてを脱毛する40代以上の女性が増えているというのだ。