昨今のクイズ番組というと『東大王』(TBS系)のように、高学歴のプレイヤーたちが高難問のクイズに挑戦するタイプが多い。一方で、決して高難度というわけではない、シンプルなクイズや謎解きで人気となっているのが、『クイズ!脳ベルSHOW』(BSフジ毎週月~金曜の22時~22時55分、地上波はフジテレビ系で毎週月~金曜朝4時~4時55分〈関東地区のみ〉)だ。
往年のスターたちが登場し、ちょっとした“脳トレ”のようなクイズを楽しむこの番組で司会を務めるのが、ますだおかだの岡田圭右(52才)。クイズ番組に取り組む姿勢について、岡田に聞いた。
* * *
以前は、解答者としてクイズ番組に出演することが多かったですね。解答者の場合は、インテリ的な部分を求められることが多く、ガチンコ勝負。芸人としては笑いを取りに行きたいところですが、ボケにくい。そこに難しさがあります。
たとえば『クイズ!ヘキサゴンII』(2005〜2011年・フジテレビ系)でいえば、われわれがうまく答えて“おバカタレント”へパスしなければいけないので、本当に勉強しましたね。
昔習った教科書の隅っこにあるような知識を勉強し直して、自分自身で感心するような解答ができたこともあります。
司会よりも解答者で出る方が断然難しい。クイズ番組の主役はやっぱり解答者ですからね。
最近では『クイズ!脳ベルSHOW』や『日立 世界ふしぎ発見!』などで司会をやらせてもらうことが多いのですが、司会の場合は、芸人らしく、いい意味で脇を甘くして収録に臨んでいます。
取材・文/北武司
※女性セブン2021年4月8日号