国内

登録者130万人超・教育系YouTuber葉一が教える「大人の学び5か条」

教育系のYouTubeで支持を集める葉一さん

教育系YouTuberの葉一さん

 現在、137万人以上がチャンネル登録するのが、教育系YouTubrの葉一さん(36才)。これまでにあげた動画は2000以上。国語、算数、理科、社会、英語……、どの教科もわかりやすいと、子供も親も、学び直したい大人のファンも多い。

 生涯学習という言葉も定着し、大人になってから何かしらの勉強を始める人も多いが、なかなか覚えられない、という壁にぶち当たる。「年だから仕方がない……」と思いがちだが、葉一さんは「それは年のせいではない」と言う。

「たとえば英単語集を開いて、その中の単語を5つ覚えるとしましょう。その場ですぐに5つ覚えられたとしても、3時間後、翌日ともなると、忘れてしまっていることが多いですよね。短期間で覚えたものを長期間、記憶し続けるためには、反復、つまり繰り返して覚えるしかありません。

 そのためにも覚えたことを思い出す作業が重要です。書いて覚える時間がなかなか取れなくても、一度、覚えたことを思い出すことはいつでもできる。トイレに行ったとき、お風呂に入っているとき、歯を磨いているときなど、覚えたことを思い出して反復し、記憶する。これでずっと覚え続けることができますよ」(葉一さん・以下同)

 また、問題集を買っても、途中でやらなくなってしまうことも多いが、すべての問題をやる必要はないという。

「問題集には基礎から応用までさまざまなレベルの問題がちりばめられています。難問である応用問題まで、すべてを解こうとするから、挫折するんです。

 成績が伸び悩んでいる場合は、問題を切り捨てることも必要。難問をできるようにするには、それ相応の労力と時間が必要です。それなら、その労力と時間を基礎問題の反復練習に当てた方が、結果的に点数は伸びやすくなります」

 年齢が上がるにつれ、仕事や趣味、人づきあいなど勉強以外にやることが増えていくが、勉強習慣だけはずっと身につけていてほしいという。

「せっかく覚えたことも、休んでしまうと忘れてしまう。それではもったいないですよね。ダイエットでもそうですが、習慣にして、身につけるまではものすごく大変なのに、それを忘れるのはめちゃくちゃ簡単。たくさん勉強する必要はありませんが、自分がこれなら続けられると思えるものを1日5分間でもいいから毎日コツコツ続けて、勉強習慣をなくさないでください」

 では、何から勉強を始めればいいのだろうか?

「おすすめは英単語です。英語は英単語ありき。英単語力は、ありすぎて損をするものではありません。何でもいいので英単語集を買って、1日1個でもいいから覚えてみてください。1つでも多く覚えることで、英語の勉強はスムーズになります。とにかく毎日続けていくこと。コツコツ続けながら、前に進んでいくことが重要なんです」

 もちろん韓国語などほかの語学でも構わないが、語彙を増やしていくことは、コミュニケーション能力が高まり、社会に出てからも役立つことになる。

 また、勉強時間は何回かに分けてもいいという。

「たとえば、夕食前までに1時間、夕食後、しばらく休憩してまた1時間勉強する。このときも、それぞれ別の内容を勉強するのではなく、前にやったことをもう一度、復習するといいんです。繰り返しで勉強は身につきます!」

関連キーワード

関連記事

トピックス

第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《真美子さんの献身》大谷翔平が「産休2日」で電撃復帰&“パパ初ホームラン”を決めた理由 「MLBの顔」として示した“自覚”
NEWSポストセブン
不倫報道のあった永野芽郁
《ラジオ生出演で今後は?》永野芽郁が不倫報道を「誤解」と説明も「ピュア」「透明感」とは真逆のスキャンダルに、臨床心理士が指摘する「ベッキーのケース」
NEWSポストセブン
日米通算200勝を前に渋みが続く田中
15歳の田中将大を“投手に抜擢”した恩師が語る「指先の感覚が良かった」の原点 大願の200勝に向けて「スタイルチェンジが必要」のエールを贈る
週刊ポスト
渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト
裏アカ騒動、その代償は大きかった
《まじで早く辞めてくんねえかな》モー娘。北川莉央“裏アカ流出騒動” 同じ騒ぎ起こした先輩アイドルと同じ「ソロの道」歩むか
NEWSポストセブン
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
【「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手】積水ハウス55億円詐欺事件・受刑者との往復書簡 “主犯格”は「騙された」と主張、食い違う当事者たちの言い分
週刊ポスト
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)と浜田雅功(61)
ダウンタウン・浜田雅功「復活の舞台」で松本人志が「サプライズ登場」する可能性 「30年前の紅白歌合戦が思い出される」との声も
週刊ポスト
4月24日発売の『週刊文春』で、“二股交際疑惑”を報じられた女優・永野芽郁
【ギリギリセーフの可能性も】不倫報道・永野芽郁と田中圭のCMクライアント企業は横並びで「様子見」…NTTコミュニケーションズほか寄せられた「見解」
NEWSポストセブン
ミニから美脚が飛び出す深田恭子
《半同棲ライフの実態》深田恭子の新恋人“茶髪にピアスのテレビマン”が匂わせから一転、SNSを削除した理由「彼なりに覚悟を示した」
NEWSポストセブン
保育士の行仕由佳さん(35)とプロボクサーだった佐藤蓮真容疑者(21)の関係とはいったい──(本人SNSより)
《宮城・保育士死体遺棄》「亡くなった女性とは“親しい仲”だと聞いていました」行仕由佳さんとプロボクサー・佐藤蓮真容疑者(21)の“意外な関係性”
NEWSポストセブン
過去のセクハラが報じられた石橋貴明
とんねるず・石橋貴明 恒例の人気特番が消滅危機のなか「がん闘病」を支える女性
週刊ポスト