タモリと草なぎ剛が共演する新テレビCM『メゾンメルカリ・屋上での出会い』篇が4月9日より放送スタートする。
かつて、お正月はタモリの家で手料理を振る舞ってもらってのんびり寝て過ごした、など明かしていた草なぎ。
タモリが総合司会を務めた『FNS27時間テレビ 笑っていいとも!真夏の超団結特大号!!』(2012年、フジテレビ系)では、「タモリさんのために走りたい」と100kmマラソン出場を草なぎ自ら志願。2か月のトレーニングを重ね、小雨が降る中、見事完走してゴールでは熱い抱擁を交わした。
『笑っていいとも!』(~2014年、フジテレビ系)の最終回では、草なぎがリハーサルから号泣。95年からこの番組に出演してきて、「いろんな世界を広げてくれるのがタモリさんのすごいところ」「年を取った時には、タモリさんみたいに素敵に笑える人間になりたい」と感謝のスピーチを述べている。
それほど固い絆があるふたりだが、意外にもCMでの共演は初めて。タモリが出演する『ブラタモリ』(NHK)で草なぎは2015年からナレーターを務めるが、バラエティー番組では2016年に『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)のビストロSMAPにタモリがゲスト出演して以来の共演。 演技での共演は『世にも奇妙な物語 秋の特別編』(1997年、フジテレビ系)のオムニバスドラマ『無実の男』以来24年ぶりとなる。
撮影前夜は眠れなかったという草なぎが、「わたくし、本日は緊張しております・・・」とつぶやき、ソワソワした様子でスタジオ入りすると、タモリは「久しぶり」と笑顔で小さく声をかけ、お互いに緊張した面持ちで静かに撮影が始まった。
「初めて会う気がしませんね」など、台詞を掛け合うシーンの撮影では、目が合うことに照れたのか、カット後に2人で吹き出してしまう場面も。撮影の進行とともにお互いの緊張がほぐれていったようで、休憩中には談笑する2人の姿があった。
撮影後、草なぎは「すごく緊張しました」と話し、少しホッとした様子。新生活の出会いの場面のCMにちなみ、草なぎは「20才の頃、初めての1人暮らしを始める時に、タモリさんから絨毯をいただきました」と新生活にまつわるタモリとの思い出を明かした。車も借してもらったり、「タモリさんがいなかったら、一人暮らしができなかったですね」と語った。