芸能

森川夕貴アナが語る就活体験記「ひとりだけ喪服みたいで…」

テレ朝・森川夕貴アナはなぜアナウンサーへの道を?

テレ朝・森川夕貴アナはなぜアナウンサーへの道を?

 倍率1000倍超の狭き門と言われるテレビ局の女子アナへの道。その難関をくぐり抜け、テレビ朝日に入社し、現在は『報道ステーション』などを担当する森川夕貴アナに、入社時の初心から5年間の悩み・葛藤まで聞いた。

 * * *
 私は自分が将来何になりたいのかまったくわからない学生で、就活では外資系や地元の企業、ロジスティクス、航空業界など多岐にわたる業界を受けました。アナウンサー試験は、アスク(※1999年設立のアナウンススクール「テレビ朝日アスク」)に通っていた友人から一次選考の〆切1週間前に誘われて、ダメ元で挑戦したんです。

 そこからは寝る間も惜しんで猛勉強。ニュースキャスターの口調を真似て新聞を読むなど、自己流ですが必死でした。試験会場では、同じ学生なのにこんなに完成されている子がいるのか……と、ものすごく引け目を感じました。服装もリクルートスーツでかっちりまとめていたら、ひとりだけ喪服みたいで浮いてしまったことも……(苦笑)。アナウンサー試験のために慌てて白いワンピースを買ったほどです。

 私自身の経験を振り返れば、たくさんの業界を知る中で視野も広がり、本当に働きたいと思う会社に出会うことができました。アナウンサー志望の学生さんにも、ぜひ学生のうちに多様な世界に触れることをお勧めしたいです。熱心な方が多いだけに“自分にはこれだけ多くの可能性がある”と就職活動の自信に繋がるんじゃないかなと思います。

【プロフィール】
森川夕貴(もりかわ・ゆうき)/上智大学卒業、2016年入社。『報道ステーション』『サンデーステーション』担当。

撮影/高橋定敬

※週刊ポスト2021年3月19・26日号

テレビ朝日アスクの入口にて。現役アナの授業は不定期だが、シフトの合間を縫って教壇に立つ

現役アナとしてアナウンススクールでも教える

学生からも人気

学生からも人気

関連キーワード

関連記事

トピックス

清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
引退すると言っていたのに誰も真面目にとりあっていなかった(写真提供/イメージマート)
数十年続けたヤクザが引退宣言 知人は「おめでとうございます」家族からは「大丈夫なのか」「それでどうやって生きていくんだ」
NEWSポストセブン
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト