人生最大の記念日となったはずだ。4月1日夜、仕事を終えた女優の高橋由美子(47才)の姿をキャッチした。青いロングコートに白いスニーカーと気取らないスタイル。この日、彼女は婚姻届を提出していた。
お相手は、2018年から交際を報じられていた、飲み友だちとして出会った40代会社員男性。周囲には「新生活が始まる4月1日だし、心機一転で記念日をユニークな日にしたい」と、エイプリルフール婚の理由を明かしているという。
高橋の知人は「素顔は全く気取らない、茶目っ気のある方なんです。彼女らしい門出だと思います」と話した。
交際当初は、男性に妻子がいる「不倫関係」と報じられ、その後に所属事務所を辞めるなど茨の道だったが、のちに男性は離婚。昨年からの新型コロナウイルス禍では、2人で同居も始めていた。
略奪婚という厳しい声もあるが、高橋は前向きだ。昨年でデビュー30周年の彼女。「昨年10月には30周年記念のベストアルバムを発売するなど、最近はますます精力的に活動しています。6月にも1年延期されていた記念コンサートを控えていて、立ち止まってはいられない。そんな勢いも結婚の決断を後押ししたようです」(前出の知人)
1990年代には“20世紀最後の正統派アイドル”と呼ばれていた高橋に再注目が集まる中、ネット上のアイドルファンの間では、27年前の彼女の代表作、主演連続ドラマ『南くんの恋人』についての思い出トークが盛り上がっている。
突然身長15センチになってしまったヒロインの女子高生・堀切ちよみが、恋人の南くんと過ごしていく物語。高橋の主題歌「友達でいいから」も大ヒットして、恋人役の武田真治(48才)とのコミカルでハートフルなストーリーは、当時のブームになった。特に、実はヒロイン(高橋)が幽霊で、最後に消えて無くなるという原作とは違う予想外の結末は、多くの視聴者の涙を誘った。あるアイドル評論家は「悲しい結末にショックを受けた視聴者が多くて、1年後に『もうひとつの完結編』というハッピーエンドのスペシャルドラマが放映されたほどの反響でした」と振り返った。