新劇場・JR東日本四季劇場〔秋〕で上演中の『オペラ座の怪人』が、4月に日本上演33周年を迎える。昨年10月のこけら落としからロングランを支え続ける舞台裏、セット細部、衣装部屋など、普段は絶対に見ることができない劇団四季のバックステージツアーにご案内します!
◆SET
観客には見えない細部まで精巧に作られている舞台セットが魅力。オペラ座の大階段で『マスカレード』を熱唱するシーンは、キャストだけではなく20体の人形で“増員”させて迫力をアップさせている。あるキャストの両親が観劇した際に、人形をわが子と見間違えた……という逸話もあるほどリアル!
客席からは一度も見えない、怪人の立ち位置からの貴重なアングル。楽譜も白紙ではなく音符が書かれている。燭台の蝋の流れるような溶け具合も見事な作りで、譜面の左横に置かれているのは怪人愛用の羽ペンで、実は怪人は“左利き”なのか!?という想像もふくらむ。